あらすじ
いま、キャリアに対する考え方(理論)は1~2年前とはがらりと様相を異にしてきている。以前なら、キャリアの主要理論は「自己発見」であった。まず「自分はどんな人間か」を正確に知ってから、それに見合った活動をしようということだった。しかし、いまは違う。まずは活動(フィールドワーク)をしながら、同時に自分はどんな人間であるのかをつかんでいこう、という風に変わってきた。むしろ行動によって自分を確立しようという方向である。本書は、こうした最新の流れに添って書かれた本である。どんな行動をしたらいいのか、具体的な指針(5つの質問と3つのワーク)がわかりやすく書かれている。折々に紹介されているケースストーリーに、きっとあなたも共感し、勇気づけられるに違いない。「よし、やってみよう」とやる気がわいてくるはずだ。エンプロイアビリティ(雇われる力)を高めるために、きっと頼れる味方になってくれる本である。
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Posted by ブクログ
社会人2〜3年目の時に読んだ時はあまり気を引かなかったが、今回読んでみて、キャリアビジョンを持つ重要性が少しわかった気がする。
自分は明確なビジョンを持てていないが、ビジョンがあることで短期的な動き方も変わってくるのだろう。
ビジョンの定義として、自分が信じられる未来像かどうかという記載があったのが印象に残った。
Posted by ブクログ
自分の今後のキャリア形成に迷っている最中に出会った一冊。
本来はビジネスマン向けのキャリア形成本なのだろうが、今就活性の身として読んだ自分にも十分ためになる一冊だった。雇われるための力とは何か?自分のキャリアをよりよいものにしていくためにはとうしたらいいかということが書かれている。
特に面白かったのは、雇われなくてもやっていけるような人こそが会社が雇いたい人材という、矛盾のようなものがあるという指摘だった。
そして就活に際しては本書で触れられている、「5つの質問」を踏まえて考えていきたいと思う。
就活だけの攻略本よりも、キャリア全体を見通して考えさせてくれる本書のような一冊が就活生にはいいのかもしれない。
5つの質問
1.自分は何ができるのか
2.自分は何をしてきたのか
3.自分は何をやりたいのか
4.自分はなぜそれをやりたいのか
5.自分の人生をどのようなものにしていきたいのか
Posted by ブクログ
"career"とは生きてきた轍であり、過去・現在をつなぎ未来に向かう線である。
自分が過去何をしてきて、現在何ができ、将来どう進んでいきたいか、他人に説明(プレゼン)出来るようになることが、キャリアと向き合う手っ取り早い方法だそうな。
今後将来のことを考える際は、この過去からの線/流れを意識したい。
Posted by ブクログ
自分の人生をどう形作るかを科学的に分析したキャリア構築のための
教科書といった書籍。
キャリア構築のための考え方や、実践方法をうまく科学的にまとめており
ます。専門書としては非常に有用と思えます。
とくに3つのストーリ(詳細は本書で)は面白いアプローチかと。
ただ、もうちょっとコンパクトに纏ってもいいのでは?と思います。
Posted by ブクログ
「エンプロイアビリティ:雇われる力」を磨いて、自分の人生・自分の仕事を掴み取ろう!というコンセプトの、まさに「キャリアの教科書」。フィールドワーク、コンセプトワーク、ネットワークの3つのワークを通じて、生きる力を磨いてゆきます。