【感想・ネタバレ】ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たちのレビュー

宇多喜代子

アメリカ人女性から託されたひとたばの手紙は、硫黄島で戦死した兵士の遺品だった。その遺族を探して届けた話を端緒に、著者が自分が体験した戦争と、俳人たちが戦争にどう向き合ったかを語っていく感動の書。

[ブクログ · ★★★★☆]

戦中とその時代の俳壇を追体験させられる。時代に煽られ奔走させられ、俳人おのおのがおのおのの形で戦争に関わっていたんだな、ということが見えてくる。悲しいかな今の時代と重なる。