【感想・ネタバレ】三浦綾子 電子全集 ひかりと愛といのちのレビュー

あらすじ

さまざまな苦難を乗り越え、ひたむきに生きる著者からの力強いエッセイ集。

「わたしたちはけっして、今日のこの日が、自分の一生にとって、絶対なくてはならぬ日だなどと思いはしない。あってもなくてもいいような、時には忘れてしまいたいような一日として、今日の日を使い捨てていることが多い。」(「命の使い捨てをやめよう」)。人との出会いと別れ、病気との闘い、聖書について、夫との生活など、ひたむきな生き方を綴ったエッセイ集。タイトルの「ひかりと愛といのち」は、北海道・旭川市にある三浦綾子記念文学館のテーマでもある。

「三浦綾子電子全集」付録として、「三浦綾子 没後一周年追悼講演会」の取材記事を収録!

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Posted by ブクログ

三浦綾子さんが修学旅行の作文を書くとき,あたり前の作文ではつまらないから
温泉に入っている時の女学生の微妙な心理と姿を描いたら
教師が照れて,いい評点がつかなかったという話が面白かった。
でも,何よりも心に残ったのは,長谷氏のことば:
「野球の試合の時,二死満塁と攻め続けて最後の一打を仕損じた零点もあれば
 三者凡退の零点もある。
 まぐれの一打や相手のエラーで点をあげることもある。
 一点がいつも零点に勝る内容をもっているわけではない。」
こどもたちを点数や結果で評価することの危険性を示唆している。
改めてはっとする。

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2019年01月05日

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