感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
人を思う気持ちは…
短編集です。
娘を心配する気持ち、実の母親だから疎ましく思う気持ち。
離れていく人を受け止められない気持ち。
大切な人だからこそ負担になりたくない気持ち、大切な人だからこそ無責任なことをしたくない気持ち。
重いだけの話じゃないです。てっちゃんママは愉快だし、ぽん太郎はほんわかな気持ちさせてくれます。
身近な人を大切にしようと思います。読んで良かった。
Posted by ブクログ
収録作品*手紙*ソラミミハミング*河を渡る、きみと歩く*我が家の食卓(エッセイ漫画)
『手紙』
素子は1人暮らしを始めたばかり。
しょっちゅうかかってくる母親からの世話焼き電話が少し疎ましい今日この頃。
そんなある日、前の住人宛の手紙を間違って開封してしまい…。
題名だけでプルプル。
こんなにシンプルで、現代ではレトロな雰囲気すらする単語。
なんて、谷川作品にはまるタイトルなんだ!
…と、発売前からひとりで盛り上がっていました。
谷川さんらしい作品です。
可愛らしい母、今回も出ました。
「よーいドン☆」…たまらないっ。
最近、ちょっと家族にイライラしてしまうことが続いてしまったために、余計にどんぴしゃで。
電車で読んでいるというのに、ほろっとしてしまいました。
いつまでたっても、親にとって、コドモはコドモで、子供にとってもおんなじなんだなって、痛感してしまった。
『ソラミミハミング』
憧れの先輩と暮らし始めたつぐみ。
社会人の彼と、まだ学生、もうすぐ社会人の彼女のお話。
可愛らしい題名なんだけれど、今回収録作品の中で、一番…んー…お楽しみください。
ストーリーの展開の仕方が、谷川さんとしては、ちょっと、珍しい気がしました(き、気のせいかも、知ったかぶりかも)。
めっちゃ個人的意見としては、先輩よ…むむむ。
“往生際”悪くなったことがある者としては、ちくりときました。
『河を渡る、きみと歩く』
果夏(かな)は彼氏と5年一緒に暮らした部屋をある日、出て行く。
向かうは…。
「このまんがはちょっとだけ実話です」という谷川さんのコメントに、どのあたりが実話なのか、どきどきするファンがここに1人…野暮などきどきでした、ごめんなさい。
お話の設定が、りぼん時代からのファンとしては、しみじみと、オトナだなぁ…と感じつつ、読みました。
果夏も、彼氏のシバくんも、まっすぐで、素敵でした。
『我が家の食卓』
告白物語も“ざっくり日記2008”として1ページございますが、クッキーBOXに掲載のエッセイ漫画がこちら。
おうどん、前にも確か語られていたぞ。
本当に好きなんですね、谷川さん…!
…食べたくなってきた!
谷川さんがおうどんへの想いを語られています。
題名に影響されて、思わず、手紙を知人に書き始める準備にかかる、私でありました。