【感想・ネタバレ】嘘つきは紳士のはじまりのレビュー

松尾マアタ

医学生のジョナサンは付属病院から向精神薬を持ち出し、学生たちに売りさばいていた。それに気づいた担当教授ポール・トーマス・ハスキンスは公表しないことを約束する代わりに身体を差し出すように迫ったのだが…。
一晩限りの関係から始まった教授(妻子持ち)と教え子の恋の駆け引き。
クール＆スタイリッシュな筆致で描く松尾マアタの初単行本!!

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舞台はアメリカなのだが、教授のノーブルな雰囲気のせいもあるのか、非常に英国的で、もう＝パブリックスクールもの、と呼ばれていた「モーリス」や「アナザー・カントリー」を思い出さずにいられない。時代設定が現代なので、実質は学校が舞台である意外に共通している部分はないのだろうが、どうしてもあの、
閉鎖された世界と保守的な学校の雰囲気の中で暗黙のものとして現に存在しているのに、公には絶対に認められない同性愛行為の背徳的なものも、実は教授の過去のエピソードにはまだ垣間見えるモノの、全体的にちゃんと現代的で、あっけらかんと、ドライである。

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▼あらすじ
医学生のジョナサンは、付属病院から持ち出した向精神薬を学内で売りさばいていた。それを知った担当教授のポールに、公表しないことを条件に身体の関係を迫られることに。一晩だけの関係だったはずが…?
スタイリッシュなタッチで描かれる、松尾マアタ初単行本!!

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海外モノ好きには堪らない作品…！頭にドが三つ付くぐらいツボに嵌りました(笑)
CPは大学の教授×生徒。これだけでも萌えますが、何と言ってもこの大学の教授、ポールは既婚者。更に娘までいます。
なので内容は勿論不倫。ポール曰く

「真夜中のアイスクリーム(食べてはいけないもの)がやめられない」

らしい。いっそ清々しいほど堂々としています(笑)
しかし生徒、ジョナサンは至って健全な思考の持ち主なのである意味安心して読めます。
それ故にレストランでの下りは萌え過ぎて発狂するかと。

ポールの若かりし頃のお話も凄く萌えました。背徳感半端ない。
シンプルかつスタイリッシュな絵柄も素敵で良い所を上げるとキリがないくらい…。
とにかく本当に何度読み返しても萌えます。早く続編を…！

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ＢＬ漫画を今まであまり読んだことはなかったのですが、これは個人的に当たりでした。
二人のあくまで紳士的な掛け合いがたまりません。とても素敵な恋の形です。

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２０１０年で１番の大当たりＢＬです。
お洒落な映画のような流れで軽く読めるのに、ワンシーンワンシーンが美しいので何度も読み返してしまう…。
本当にいいハゲです。

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上等で駆け引きが楽しい”高級品”のＢＬ。担当教授とその生徒、したりしてやったりが面白くて、揺れる気持ちが妙味のスパイス。

[ブクログ · ★★★★★]

たまにこういう良作に出会えるからBLって侮れないね。
軽い駆け引きのようにみえて、奥に愛がみえる。
やっぱり最後は何度読んでも切ないわぁ。。
ジョナサンに幸せになってほしいな、

[ブクログ · ★★★★★]

ここ数年読んだＢＬの中でも１、２を争うレベルで好みでした。あらすじ読んで教授はガチＳなのかな？と思ってたんですけど、思ったより可愛いところもあり、若い頃は巧みな言葉攻めを駆使し、家庭と趣味を両立するたいへんクレバーな英国紳士でした。ジョナサンかわいい・・・ジョナサンはかわいいよ・・・。つかず離れずの関係性が良いです
表紙を見ると今時オシャレＢＬですが、下手に気取った雰囲気漫画ではなく、キャラは生き生きしてるし適度にコメディタッチで読みやすいのではないかと


それにしても茜新社のセンスはすばらしい
basso、イシノアヤ、中村明日美子と揃ったらもうopera買った方がいいのかもしれない。

[ブクログ · ★★★★★]

絵よし話よし、かなりの良作洋モノBLでした。変なイメージかもしれないけど、オチも含めて海外ドラマみたい。
個人的に後半の絵萌えが半端無かったです。

[ブクログ · ★★★★★]

池袋のアニメイトにて購入。
最近失敗続きの下調べなしジャケ買いでしたがまさかこんな良作に出会うとは思いませんでした。

あらすじ：医学生のジョナサンは附属病院から向精神薬を持ち出し、学生に売りさばいていた。それに気づいた担当教授ポール・トーマス・ハスキンスは公表しないことを約束する代わりに身体を差し出すように迫ったのだが…（裏表紙より、後略）。

攻めは妻子持ちです。攻めの元彼も登場しますので、苦手な方は要注意です。
アホ可愛い受けに翻弄される最強攻め…という訳ではなく、どちらもどこか醒めてるような、それでいてお互いに燃え上がっているような、世のBLとはまた違う雰囲気の二人が好きです。

[たま · ★★★★☆]

エロ賢い！

節操なしの教授とノンケ？生徒との🖤
ほどよいエロさと小気味良い展開がクセになるわぁ
英国紳士ってモーリス以来かもぉ(´∇｀)
薄毛もキュート♪

[ブクログ · ★★★★☆]

良作。
外国紳士の雰囲気がとても良く出ていて、ホモ教授のタラシっぷりも良く出てる(笑)
絵も綺麗で丁寧なストーリーと共に好感度大↑

反発する若いジョナサンが可愛い。
でもそれ以上に、今までたくさん傷ついてきたと思われる額の広いポールが愛しいと思えた。

[ブクログ · ★★★★☆]

ブロ友さんが紹介してくださったので、購入して読んでみました(^^)/
自分で選ぶと、どうしても知ってる漫画家さんの作品だけになってしまうので…こうして、オススメを紹介してくださるのは嬉しいです♪

で、この『嘘つきは～』は、最初あまり好みじゃないかも??
と思ったのですが…読んでいくうちに、教授とジョナサンの本心や苦悩に、なんとも言えないせつなさを感じました(T_T)
松尾先生の別の作品も読んでみたくなりましたね☆

[ブクログ · ★★★★☆]

軽快なテンポの話なのにきちんと押えるところは押えている。

ファーストでこの出来は素晴らしい。
2010年一番読み返したBLコミック。

[ブクログ · ★★★★☆]

医学生・ジョナサンは付属病院から向精神薬を持ち出し売りさばいている事を気付かれた担当教授・ポール・ハスキンスから黙っていることを条件に身体を要求され…。


初読みの作家。
外国が舞台、登場人物全てが外国人という設定の話も初めて読んだ。
外国人の感覚を知らないので理解出来ないのだけれど、ある意味ゲイに対してドライなのかな？そういう描き方をしているだけなのかもしれないのだけど。
作者は外国生活をしたり何らかで外国自体に詳しいのかな？

全般的に絵柄もストーリーにも湿度を感じない。例えればカリフォルニア(舞台はカリフォルニアではない)の乾いた空気感みたいなのが全編に漂ってる。
いろんな事件があっても結果として甘いだけの他の作品には見られないクール感。
かといって、そこにあるのが愛情でないはずが無くて。

Ｈシーンは量も内容も少ない。でも、話の内容からはこんな感じで合ってると思う。
インパクトが強くて続きが気になる作品です。

[ブクログ · ★★★★☆]

妻子を愛してるのに、ゲイを隠したまま自由奔放でいいの？
みんな幸せなの？
なら、いいけど。もやもや。あと、ハゲ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

医学生のジョナサンは、付属病院から持ち出した向精神薬を学内で売りさばいていた。それを知った担当教授のポールに、公表しないことを条件に身体の関係を迫られることに。一晩だけの関係だったはずが…?
スタイリッシュなタッチで描かれる、松尾マアタ初単行本!!
収録内容:「Gentlemen's Agreement」「Sweet Revenge」「Bless an Angel」「All Things You Want」(前編)「All Things You Want」(後編)「Get Out of My Room」(前編)「Get Out of My Room」(後編)「Have a Nice Summer Vacation」