あらすじ
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。
二人の間にはある秘密があって…。
そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。
男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。
ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。【※扉絵・目次・描きおろし『遠き島より』・あとがきは収録していません】
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匿名
すごい、良かったぁ〜
草間先生の描くストーリーと、絵柄の雰囲気がとてもマッチしていて、気がつくとすっかり草間ワールドに浸かってましたぁ〜。
草間先生のコミック読む時は、ゆっくりじっくり読みたいので時間をとってます。
そして、他の作品も含めて〜何度もリピート読みしてます。
それくらい、好きなストーリーと、主人公達の人間臭さが響くんですよね。
今回は、短編だったけど〜短いながらにも、しっかり内容があって伝わってくるものがありました。
ありがとう〜面白かった!
Posted by ブクログ
第二次世界大戦ものは読むのがただでさえつらいのに、BLでは大体微妙な事が多いので読んでがっかりするという理由で避けてました。
しかし、流石草間さん。
此処まで戦中の雰囲気を描けるBL作家さんは、私が知る限りではいない気がします。
色々なものに背いて築かれた二人だけの閉ざされた世界は、このまま誰も介入する事なく終わるのですね。
ある意味、ハッピーエンドなのかもしれません。
「間」の連作、色々たまらないです。
何より正良くんが色々好みでして、あほのこ大型わんこ×年上美人なんて、大好物過ぎて興奮しました。
哲くんが、本当にあほのこで愛おしい。
あとですね、みっちゃんが鶴田くんをずっと長い間本気で好き過ぎて切ないですが、結果オーライですかね。
最後の話は、この二人の関係性が謎でした。
でも着物眼鏡先生は大好物です!
あと金で継いだ焼き物、味があって好きです、
Posted by ブクログ
草間さん以上に郷愁を感じるBL作家さんはいないんじゃないかと思う。
戦後間もなくの2人を描いた短編2本
(時代背景の描写が細かい上に、南国での日差しの強さと日本の色彩の柔らかさのコントラストがどうしてモノクロの漫画で表現できてしまうのか衝撃な作品)
幼馴染まつわる短編4本
(少しわかりにくい表現もあるけれど、1本目の性に対する目覚めの艶のある描写がたまらない)
短編1本
(茶道の先生と高校生の話。シンプル。どうしてもおまけ感が強い)
とにかく今回は装丁の美しさが印象深い。
購入する前にすでにこの鮮やかな青に目が覚めるようだった。
今までの草間さんになかった色彩の鮮やかさが新鮮
Posted by ブクログ
この読み味は草間さんにしか出せない唯一無二のものですね。戦時下や終戦直後を舞台にしたBL漫画なんて初めて読みました。南方の島よりも故郷の方が遠い場所に感じられる、異邦人のような気分を引きずっている竹内は、きっと元部下の早川が傍にいることで次第に癒されていくのでしょう。そうであると信じたい。
今と少し画風のちがう、2006年発表の作品も良き。
Posted by ブクログ
戦後の風景がリアルだった。特殊な状況下でストイックとエロが内在していて、愛というものを置き去りにされたような即物的な一話…。愛してるとか好きとか睦言がないからでしょうか。そして受けの魅力が何となく掴みずらい。
同時収録、謎の変態・モロオカによる被害者面々の話(笑)その変態に女装で青姦されている回想シーンが昭和ポルノちっくだったな。