あらすじ
『女を殺した――』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、高校時代の同級生・市川光央だった。同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。忘れていた過去が、再び光夫を熱情の中に引き戻す。共犯者として再会を果たした二人の主従関係は、少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく……。
実力派作家が挑む、DEEP LOVE。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
カタギには戻れない、戻らない。その忠誠のような、顔に自らつけた醜い傷。
みんなどこか壊れてる。酔いそうな世界でした。
追記。実写映画化記念で「opera 62」に番外編掲載。
Posted by ブクログ
『少し頭の回るワンコ攻め×ド鬼畜DQN受け』
◆好きな漫画家を挙げるとすると1位に来る中村明日美子、クリムト好きのBLスキーには絶対にオススメしたい中村明日美子、出会いは『ばら色の頬のころ』でした……
◆さておき、SM、極道、主従、無理矢理、NTR……鬱要素が所々混じったダブルミンツですが、読み終えると「紆余曲折が本ッ当~にありましたけど、それでもよろしい純愛でしたね…」と本に語りかけたくなるような、ハッピーエンドでした。巻末では2人のその後もあります。
◆おまけは中村先生の大好物(?)インテリメガネが、大好きな人の要望でデリヘルのチャラ男を相手に視姦プレイ!ときました。さすが先生!
このインテリメガネは議員秘書。好きな人の議員さんは、認知症に足をつっこんだ爺様でした。静かに想いを募らせていたら、爺様は「ソロプレイが見たい」、「男に犯られているのが見たい」などとのたまいます。こちらもふんわりとした純愛でした。
◆茜新社「OPERA」のコミックスです。OPERAはオノナツメBL名義のbasso、草間さかえ、阿仁谷ユイジ、イシノアヤ、びっけ…等々、味や少しクセのある作家さんばかりです。