あらすじ
失われてしまった<和歌>を巡る物語――。
もし「歌」について語る機会があるのならば、断絶という一語で足りてしまう。
遠い遠い昔に生まれた「歌」は、ある時に一首の例外もなく幽現界(カクリヨ)に消えた。それから後に、僅かずつではあるが「歌」は還ってきたが、昔の人たちのようにただ無邪気に楽しむことはできない。「歌」のありかたは、根本から変わってしまったのだ。
白髪の青年・祝園完道と類なき天才歌人・帳ノ宮真晴の命運が交錯する――失われてしまった和歌を仲立ちに。
新星、大桑八代がおくる・三十一文字を巡る物語……。
賀東招二氏(『フルメタルパニック』シリーズ)が「キャラも台詞回しも個性的かつスタイリッシュ」と絶賛した、第7回ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙の雰囲気に反してライトノベルらしいキャラクタによる能力バトルもの
ただ短歌を呪文にして戦うという以上に
全体の描写による各キャラクタ付けが一貫してるのは良いところ
ただ継歌の安直さ(核戦争が起きてないから理論)など
わりとてきとーなところを良くごまかしている
この種における『ジョジョの奇妙な冒険』の影響は甚大である
あと地球に隕石の破片が落ちるのは大災害だと思う
Posted by ブクログ
和歌とかの昔話は好きではないのですが、目にとまったので借りました。
くどく和歌について書いてなかった上、和歌を使って能力を使うだったので、スラスラ読めました。
Posted by ブクログ
三十一文字、和歌バトル。
きれいでした。
歌詠み、というからには作る人もいるんだと思っていたら出てこなかった。その辺は以下次号へ続く、なのかな?
Posted by ブクログ
和歌が不思議な力を持つ世界で、すべての和歌を継承した少年とそれを狙う少女の話です。
本屋で「オススメ」のポップと共に平積みされていたので、購入しましたが期待したほどではありませんでした。
五話構成になっていて、一話ずつ少年サイドと少女サイドで視点が入れ替わる。
最後の五話目は二人の話になる。
前半は世界観の説明で後半になってようやく盛り上がるが、あっさり事態は終息。
何とも消化不足は否めない。
話のなかでは、黒桜花が少女の内面が判って好き。
Posted by ブクログ
和歌の31文字(57577)を呪文詠唱とした、和風魔法バトル物です。
世界観はできていると思います。
最後は綺麗にまとめていますが、綺麗すぎて、もう少し盛り上がりが欲しかった。
また、登場人物の名前の読みは難しいが、難しい読みには見開きに必ず1個ルビが振ってあり、自分的にはありがたかった。