あらすじ
誰もが不安な老後のお金。不安を解消するのに一番大切なのは、やみくもに貯金することではなく、まず自分が何歳までにいくら必要かを知ること。目標を設定して、「収入を増やす」「支出を減らす」「長期分散投資」の3つのアプローチから「やるべきこと」を決めれば、あとはそれを淡々と実行するだけ。そうすれば、今やりたいことを犠牲にしなくても、「60歳で金融資産1億円」が自ずと可能になる。20代、30代にこそ始めてほしい、教養としての資産づくり入門。
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Posted by ブクログ
何をするときも「時給で考える」
自分の時給を高めるには「何をするか」より「何をやらないか」を決めたほうがいい
お金の不安についてだけでなく、何か困ったことがあったら、細切れにしてみることが大事です。小さな目標をつくって積み上げていくと、意外とラクに達成できることと、気がかりなことを一つずつつぶしていくことはなんだか似ています。
自分に必要なお金が「いつまでにいくら」かを知り、その実現方法を考え実践することによって得られるのは、「将来の安心」だけではありません。必要ないことはやらなくてよいという「いまの自由」も手に入れられる。
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随分前に買った本の再読。発売されてから、13年くらい経つけれど、覚えておくべきことは変わらないように思えた。なんのためにお金が必要か考えて、合理的にお金を使い、稼いで投資しようが大まかな主張だと思う。『私は横並びの教育にはあまりお金をかけなくて良いという考えです。』
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リーマンショック直後の本。リーマンショックで人々の投資意欲が減退している中、インデックス投資を続けることの重要性を説いており、この本の通りに投資をしていれば、非常に良好な投資利益を得られたはず。主張も突飛なものでなく王道をいくものであり、普通に良い本だと思う。
・最も確実にリターンを上げる方法→手数料を引き下げる
・時給アップのために→何をするかより、何をやらないかを決める
・まずは人生の三大出費「住宅、教育、保険」を見直す
・投資とは、新しい価値が生まれるもの。投機は、新しい価値が生まれないもの。
・投資の鉄則キーワード:①長期、②分散、③低コスト、④インデックス、⑤積立
・どこまで下がっても大丈夫か、を考えておく→過去のデータを見て、一番下ったときはいくらまで下がったかを調べるのが基本
・バフェット「自分は銘柄を選んで投資してきたけれど、もし個人投資家が自分で投資をしたいと思うのなら、世界経済全体に投資するようなインデックス運用をしたほうが良い」
・投資とはマラソンのようなもの。それも勝つことよりも負けないことを目指すマラソン。
・チャールズ・エリス『敗者のゲーム』:投資とは敗者のゲーム→資産運用:過剰なリスクをとらないで運用していけば、自分の資産はきちんと守れる。つまり長期分散投資は敗者のゲーム。→途中でやめない仕組みを作る→年に4回程度のチェックで十分。
・投資が長続きしない理由=損をすること。損を認めたくないのは人間共通の心理。
・本当に必要な知識はシンプルで少しだけ:絶対に儲かるうまい話はない。コストを下げるのが着実にリターンを上げる方法。未来を予想しても当たらない。知識がないのに株式投資をやっても勝てない。有名な会社の株は、すでに値段が上がってしまっていることが多い。新聞などに載る企業のプラス情報は既に株価に織り込まれている。
・いつまでにいくら必要なのかという数値化が必要。
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タイトルは少し過激ですが、投資初心者にはオススメの本です!文章がとても読みやすく、短時間で基本を押さえることができます。
第3章「支出を減らす」には、私が疑問に思っていた住宅(※)に関する考え方が書いてあり、関心しながら読ませていただきました。
※ 持ち家 or 賃貸、固定金利 or 変動金利の考え方
■気に入った/参考になったフレーズ
・「死ぬときが一番お金持ち」ではつまらない
・持ち家 or 賃貸かという損得の判断は、住宅の将来価格次第
・固定金利 or 変動金利かという損得の判断は、将来の金利次第
→リスクのないオイシイ話はない。自分の性格を把握して判断することも大事。
・投資の鉄則「長期」「分散」「低コスト」「インデックス」「積み立て」
・投資とは、勝つことよりも負けないことを目指すマラソン(ゲーム)
→チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』参照
・お金の悩みは自分の努力で解決できる問題
→悩みを細切れにして、具体的に一つずつ消し込んでいけば良い。直視せずに曖昧なままにすれば、ずっと不安なまま。
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表題は、ちょっと過激だが、内容は至って標準、まっとうな投資指南書。
収入を増やし、支出を抑え、資金を有効活用する、これに尽きる。
あとは、一般人は気づいていないポイントの解説
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完全に守銭奴ホイホイな題名だけど、投資に限らず生活の根っこから資本の最適化を図っていて内容はいたって真面目。
持ち家・賃貸論争のところなんか特に勉強になる。
生活全般における収入・支出を見直したい人にお勧め。
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資産形成初心者向け。「60歳までに1億円」というタイトルがまずわかりやすくて良い。読みやすい割に、ツボをしっかり抑えていると思っ。た。節約→収入増(収入の柱を増やす)→投資の順で実行したい。とりあえず外貨MMFを勉強がてら購入してみよう。
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■ファイナンシャルマインド
1.10年後、あなたの今の仕事はあるのかを考える。自分の仕事の将来性を予測するには3つの視点があります。1つ目は技術進歩、2つ目は人口動態、そして3つめはグローバル化である。
2.会社に頼らない生き方が、今よりもっと当たり前になっていく。
3.収入を増やすには長く働けばいいという意識を持っている限り、長時間仕事をして、疲れて、寝て終わるという生活からいつまでたっても脱出できません。
4.自分なりの「やらないことリスト」をつくっておく。
5.途中でやめない仕組みをつくる。
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具体的な方法はまったくわからなかったが、このまま貯金してても老後に安心できるお金は確保できないと思ってたことは解消できた。長期分散の投資のための心構えも勉強になった。
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投資の基本。分散、長期、低コスト、インデックス、積み立て。自分の投資スタイルに全てあてはまっている。過去からリスクがどれくらいあるか見ておくこと。バフェットですら世界経済全体のインデックス投資をすすめると言っている
。心強いお言葉です
Posted by ブクログ
投資初心者向けに書かれた本。
今まで内藤さんが言ってきたことのまとめなので、
目新しいことは何も書かれていないから、
この本に書かれていることを
知っている・実践している人にとっては
ちょっと物足りない一冊。
私は上記に該当するので、あまり得るものがなかった。
正直なところ、この本を読むより内藤さんのブログを見たり、
マネックス・ユニバーシティのメルマガを
読んでるほうがよっぽど勉強になる。
ただ、投資を始めたことがない人、投資に対して
先入観を持っている人に向けては悪くない本だし、
そういう人に向けて基本的なメッセージを
発信し続けることは意義のあることなので、星4つ。
Posted by ブクログ
内藤さんの本だけに、多少投資に重点がおかれてますが、それでも凄くバランスがとれてて、とてもいい本だと思います。
人に自信を持ってお勧めできる本ですね。
今を自由に、かあ。いつまでにいくら、かあ。
投資は何年もやってるけど、ちゃんと考えてないことがたくさんだ。
いやー、いい本だなあ。後輩に勧めてみよう。
Posted by ブクログ
投資教育を受けたことがない人間にとって、長期分散・手数料休めの低コストな考え方は、驚きかもしれません。ある程度、学んだ方からすれば、目新しさのらない一冊と感じるでしょう。投資の基本に帰ることは出来ました。ただし、ネット証券の投資信託で、インデックス商品を勧められていただけのような気もします。
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基本に沿った内容。住宅は資産だとか、普通預金はノーリスクだとか思ってる人は読めばいいんじゃないですかね。しかしまあ、若い頃から月10万近く貯めて、色んな誘惑振り切ってコツコツと投資で増やして、リタイヤするころにやっと手にするのが1億。いったい何のために生きてるんだろうか
Posted by ブクログ
良書。とても、分かりやすい。
対象も二十代後半から四十代と。
専門用語や小難しい話などもなく、とっつきやすい。
あくまでも、対象はお金の話。
お金は目的に達する為の手段であると。
これが、対象が労働になるとまた、大きく変わるのは当然だな。
たまたま、仕事に行き詰まっている時に読んでしまったので、良いのか悪いのか微妙なところだが、本書に記されていることは至極全うに感じた。
本田健氏のユダヤ人の〜のように、美化し過ぎることなく、ドライに記されている。
基本的なことだけど、何もしていない人に一歩を踏み出させるきっかけになる一冊だと思いました。
Posted by ブクログ
元マネックス証券の内藤忍氏が、初心者向けに投資について記載した本です。
「投資を始める前提として、生活費は3か月程度確保しておくことが必要」
「あなたにとって必要なのは、『いつまでにいくら』ですか?」
「『長期』『分散』『低コスト』『インデックス』『積立』という5つのキーワード」
あたりが印象に残りました。
きちんとライフイベント表を作成しないとと思いつつ、何にいくら必要なのかを把握しないまま投資を続けている私の姿勢を反省しないといけないのかなとは思います。(そうはしないのでしょうが)
「『死ぬ時が一番お金持ち』ではつまらない」とならぬよう、人生を歩んでいければなと思います。
Posted by ブクログ
「お金の管理」についての基礎が学べる本。長期分散投資で無理なく、長いスパンで資産を増やしていくという考え方にはとても共感できる。資産を増やすには、収入を増やし、支出を減らし、投資を行うという3つを行う必要があり、それぞれに対してビジネススキル、ライフスキル、インベストメントスキルという名称を付けている。この分類により、自分がどの分野でお金を管理したいのかを考える習慣が付く。
Posted by ブクログ
自由を手に入れるために、お金を運用するためには?
1分散投資で、負けない投資
2投資の公式 目標=資産×年数×年利
3必要なのは元本、年数、年利を決めることだけ
1リスクを最小限に抑える
2コストを最小限に抑える
3個別銘柄は投資しない
4我慢をしない
5自分なりの続ける仕組みを作り上げる
Posted by ブクログ
ご飯の炊き方と同じくらい大切なお金の知識
国をあてにしない老後の生活を考える
稼ぐ力、健康、時間という見えない資産
人生のリスクをどこでとるか?
やらないことリスト 人と同じことをしない(著者)
誰かのマネをするのは部分的に
基本は自分が好きな仕事を選ぶこと
英語の勉強は本当に必要か?
語学としてのアウトプットを考えるならマイナーな言語を選ぶべき
金融機関と投資家は利益を奪い合う関係
普通預金の安い金利でたくさんのお金をおいてくれる人が一番ありがたい
Posted by ブクログ
内藤忍さんの著書は初めてだけど、至極まっとうなお金と資産運用についての本。自分にとってはほとんど既知の内容ばかりだったが、一点、銀行口座を一つにまとめるというのは当たり前のようでかえって新鮮だった。今すぐは無理だけど、いずれ実行しよう。投資については、著者の立場上当然といえば当然だけど、インデックスファンドによる長期分散投資をすすめている。これについては反論もあるけれど、それは読書コメントの範疇を超えるので割愛。
Posted by ブクログ
◆設計図が書ければなんとかなる。
具体的な行動→それに沿って行動するだけ。
◆長期分散投資
◆フローの管理とストックの管理
フローでは月々の収支がマイナスになってはダメ。
◆大きなリターンを得るなら、自分の許容範囲ギリギリまでリスクを取った方がよい。
◆自分をどのようにして希少資源化するか。→ジャンルの違うスキルを組み合わせること。ex)営業が出来て、マーケティング、広告センス(デザイン/コピー)
◆やらないことリスト
◆インプットに力を注ぐよりも、アウトプットの質と量を高める。
◆投資のチェックは年4回。リバランスは年1回。正月にするのはどうか?
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
誰もが不安な老後のお金。
不安を解消するのに一番大切なのは、やみくもに貯金することではなく、まず自分が何歳までにいくら必要かを知ること。
目標を設定して、「収入を増やす」「支出を減らす」「長期分散投資」の3つのアプローチから「やるべきこと」を決めれば、あとはそれを淡々と実行するだけ。
そうすれば、今やりたいことを犠牲にしなくても、「60歳で金融資産1億円」が自ずと可能になる。
20代、30代にこそ始めてほしい、教養としての資産づくり入門。
[ 目次 ]
序章 「今の自由」を手に入れるために
第1章 お金の基本原則を押さえる
第2章 収入を増やす
第3章 支出を減らす
第4章 それでも投資は必要
第5章 お金を増やす
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
入社前に読んでおきたかったシリーズ。最終的には長期分散投資っつー投資入門本にはありがちなオチだが、そこに到るまでを懇切丁寧に解説。別の道も提示してるところに交換が持てる。投資勉強の最初の一冊にオススメ。
Posted by ブクログ
タイトルはかなりインパクト大きい。タイトル通りの内容を期待して読まなければ、それなりの価値はアリ。
目次
序章 「今の自由」を手に入れるために
第1章 お金の基本原則を押さえる
第2章 収入を増やす
第3章 支出を減らす
第4章 それでも投資は必要
第5章 お金を増やす
著書を読めば、1億円の資産をつくるのは非常に難しいことが分かると思う。1億円の資産ができる条件は、これから先、世界経済が右肩上がりに成長し続け、インデックスファンドが年利7%で維持し、毎月5〜10万円ずつ運用することが必要である。いくら世界人口が増えて経済が成長するとはいえ、年利7%で数年運用できても、それが20年、30年と続くのはかなり難しいと思う。なので、1億円という額に惑わされない方がいい気がする。ただ、お金を適切に運用する必要性には同感。勝間さんの著書である、「お金を銀行に預けるな」と同じく、銀行の金利の低さに頼っていてもしょうがないことを著者も指摘している。
個人的には、1億円に眼をそらして著書を読むと、なかなか役に立つと思う。特に第3章の支出を減らす箇所は、非常に参考になった。人生の3大支出の、住宅、保険、教育をどう扱うかで、支出は大幅に低減できることが分かる。
特に、住宅の持ち家か賃貸かの議論は面白かった。結局、金利次第でどちらがトクかは分からないので、自分の好きなように決めればいいという結論。ただ、持ち家は金利次第で、かなり支払い金額が変動するので、ハイリスクという認識は必要とのこと。まずは、持ち家を「運用する」という感覚に著者は気付かせてくれる。
その他にも、お金の使い方、扱い方が満載なので、タイトルに惑わされず著書を読んで、お金とうまく付き合って行く方法を見つけることができると思う。