あらすじ
Xの中傷投稿、夜陰に乗じた通り魔、七年前の女子大学生殴打――記者・木部美智子は一見無関係な数々の犯行が、ある中学の同窓生達を標的としていることに気づく。やがてその中学でいじめられていた男を犯人だと確信するが、いじめに関与していない者を狙う動機の不可解さが美智子を悩ませ……。圧巻の人気シリーズ最新作!
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Posted by ブクログ
横柄な態度のうえ根拠のない慢心した自信過剰の男、その男の稚拙な恋愛感情。
こんな奴が勤めていた会社にいたので、この小説の井守拓実に既視感があり、自己愛男の歪みが強く伝わってきた。
面白かった。
Posted by ブクログ
相変わらず書きっぷりが硬派で、シリーズで一番面白かった
後で分かるが、なんと言ってもタイトルが良い
というか、怖い
脇の甘いモンスターなんて言い回し、いいなぁ
Posted by ブクログ
木部美智子が事件を追うシリーズ。
アルバイト先をストーカー騒ぎの末に辞めた井守拓実は、それ以前にも厄介事を犯して仕事は長続きしていなかった。
トー横で少女を暴行、Xの中傷投稿、連続暴行事件…これらに共通項を見出した木部が、警察より早く井守へと辿り着く。
伊部の自宅へも大胆に入り込む木部の行動力に驚かされるが、堂々と対峙するのも相当な勇気がいるのではと思う。
伊部の不可解な行動を木部は、復讐心よりゆがんだ恋愛感情と解釈するが、こだわりの強い幼稚な我儘男であり、不気味でとんでもないサイコパスだった。
Posted by ブクログ
木部美智子シリーズ第7弾。
トー横で売春をしていた14歳の暴行事件、Xの中傷投稿、連続暴行事件。一見無関係な事件に共通項を見出していく木部美智子。
全てが状況証拠。推論はできるが確証はない。理解不能な動機で次々と犯罪を続ける男に木部美智子がとった行動は…。
今回も面白かった。
フットワーク、洞察力、柔軟な考え方、他者への優しさなど木部美智子の魅力を挙げるとキリがないが、今回も最後はなかなか危ない橋を渡ったな〜と。脇を固める中川くんや秋月刑事もいいし、このシリーズは絶対に見逃せない。
友情や義理人情などという人間関係を排除し、コスパを重視した現代社会。合理化して階層化した社会で切り捨てられた切れ端のような者が起こす犯罪。幼稚で独りよがりな犯罪はこれからも減ることはないんだろうな。理解できないものに対しては恐怖しかない。