あらすじ
300枚の地図で45億年にわたる地球のすべてを鮮やかに描き出した『地球史マップ』の著者で、フランスのベストセラー地歴史学者であるクリスティアン・グラタルーが、人類が地球上に広がり、さまざまな社会に分かれ、今日の世界を創り出すために交流を続けてきた物語を存分に語る。
58ページにわたるカラーアトラスに加え、47点の解説地図などをふんだんに盛り込み、社会間の関係、人類と環境との関係を考察していく。数万年前にサピエンスがオーストラリアやアメリカ大陸に到達してから、新石器革命や炭素の排出を経て、南北の格差、環境問題が起こっている今日まで、私たちが知る世界の輪郭を描き出す。
さらに、あえて史実とは異なる「もしも...」という問いかけにも挑戦しており、歴史上の分岐点における様々な可能性を探ることで、新たな視点を提供してくれる。歴史の旅への誘いであると同時に、過去の地理を読み解くための1冊である。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読むのに10時間ぐらいかかった。
長かったのもあるが、難しかった。
けど、最高に面白かったし、為になった。
以下、印象に残った知識。
基本的に西洋は聖書影響もあり、アジア、ヨーロッパ、アフリカのみが世界とされていた。
農耕は伝搬ではなく、各地で独自に発生した可能性あり。
「ホモサピエンス全史」の認知革命。(想像力などを手に入れる事でホモサピエンスは地球の生態系の覇者になった)は、怪しい。そもそも、認知革命という考え方が発達心理学の分野によるもの。
家畜化された大型哺乳類は全てユーラシア大陸の生き物
アメリカでは車輪は発明されていたが、それを活用するできる馬がらいなかったので、馬車などに実用化されなかった。
中国やベトナムでローマ貨幣が見つかることはあるが、逆はない。これは、ローマに魅力的な貿易品がなかったと思われる。
中国の鄭和による大航海時代が始まり、アメリカ大陸をコロンブスより先に発見したとしても、現在の新疆ウイグル自治区やチベットを見る限り、現在の世界線のような事になっていただろう。
新世界にもちこまれた病。ペスト、天然痘、マラリア。致死性が高い病ばかり。
逆は梅毒。そのため、人口減は新世界にだけ起こった。
日本は西洋と上手く距離をとったため、植民地にされなかった。
などなど。
とにかく、情報量が多い。
定期的に読み直すべき本だと思う。