【感想・ネタバレ】ソニーの革命児たちのレビュー

あらすじ

創業わずか4年で世界市場を制覇し、しかも、連結売上高7000億――それがソニーのゲーム機、プレイステーションである。1991年、ソニー社内の一つのプロジェクトとして、わずかな人数で「夢」だけを頼りに立ち上ったそのチームは「3Dで動くリアルなゲーム」を旗印に先行するゲーム業界の巨人・任天堂との幾多の戦いを繰り返しながら、ついには世界のゲーム市場を席巻した。それは、業界常識を覆す革命の連続だった……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ソニーの研究所にいた久多良木がシステムGと出会い、プレイステーションの大ヒットへと結びつけていく流れが非常にわかりやすく書かれている。

特にゲームというプラットフォームビジネスにおいて、前例のないやり方を緻密に編み出していくストーリーは、ゲームビジネスだけでなく、プラットフォームビジネスを志す人にとって非常に良い参考になるものと考える。

0
2024年12月14日

Posted by ブクログ

すっごいタイトルだなと思いますが(笑)
内容を一言で言い表すと「プレステ開発苦労話」です。この中でも開発にGOサインが出た件はたまらなくかっこいいです。プレステの父、久多良木氏が孤軍奮闘しながらプレステ開発をソニー役員会議まで持っていきますが、その場で開発をしない決定が下されてしまいます。しかし決死の覚悟で叫んだ一言が、当時のソニー社長大賀氏からGOサインを取り付けることができる件は、そこらのドラマなんかよりはるかにかっこいい(笑)いざGOサインが出ても発売までの長い道のりをどう乗り切っていったのか。最終結果が大成功に終わるのを誰もが理解していますが、それでも十分に楽しめる内容になっています。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

プレイステーションの生みの親、久多良木 健がプレイステーションを軌道に乗せるまでを書いた本。ゲームソフトではなくハードを売ろうという姿勢がよく見える。バーチャルボーイ・NINTENDO64についてはほとんど触れられていない。スーファミ合体型のプレステ機の写真ははじめて見た。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

この本うんぬん以前に、メーカー志望の人は少なくともこの手の本を読むといいと思います。
ちなみにこの本はソニーからプレイステーションの企画が生まれ、実際に店頭に発売されるまでの苦しさや障壁の数々をつずった一作。
僕はこれを読んでソニーが好きになりました。

0
2009年10月04日

真実を書いた本ではありません

筆者は裏づけの為の関係者へのインタビューを怠っており、この本は嘘や盛った話を書き綴った作り話集でしかありません。

例えば、任天堂方式とソニー方式の「聴き比べ対決」をしたという記述がありますが、「聴き比べ対決」に参加した人にインタビューを試みれば「誰もいない」「そんな聴き比べ対決なんか実施されていない」とわかる筈です。

「聴き比べ対決」の様子や参加した人については久夛良木氏に聞けばわかり、久夛良木氏に「聴き比べ対決」の様子について根掘り葉掘り聞き出せば「嘘」である事を簡単に見抜く事が出来たでしょう。

この本の筆者は、裏づけのインタビューもせず、演出した作り話集を得意とするのなら、その旨を明記しないと「歴史が正しく伝えられず、嘘がままかり通る」事になるでしょう。(「歴史は権力者によって歪められて伝えられる」という事は現在でも通用する事なんですね)

0
2019年07月05日

「ビジネス・経済」ランキング