【感想・ネタバレ】新島八重 武家の女はまつげを濡らさないのレビュー

あらすじ

会津武家女性の教えに、例え何があろうと涙は見せぬ、「まつげを濡らさない」がある。それは、何事にも挫けることなく己の信念を貫いた武家女性の生きる姿勢である。2011年3.11後、原発事故で福島は注目を集め、その復興を願って制作されたNHK大河ドラマ『八重の桜』の主人公は、山本八重、後の新島襄夫人、新島八重である。幕末の会津籠城戦では、スペンサー銃を抱えて戦い、「日本のジャンヌダルク」と称された。襄と結婚してからは聖書を手に、「ハンサムウーマン」といわれ、襄の死後、戦地に看護婦として赴き、「日本のナイチンゲール」として活躍。晩年は、茶道を極め、同志社のおばぁちゃまとして多くの生徒たちに親しまれた。その人生は、時代に翻弄されながらも、信念を貫く芯ある生き方であった。会津の武家女性の教育という観点から、八重の生き方を探るとき、不安に怯える現代の私たちに、さまざまな生きるヒントが見出される。

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Posted by ブクログ

新島八重の生き方・話したことを紐解き、
女性としての、そして人間としての生き方を示す本。

本人が著した本ではないので、100%その意図があったのかは判断出来ないが、
人間としての大きさ、懐の深さは、実によく窺い知れる。
自然体であることの難しさ、実現できた時の素晴らしさも実感できる。

大河ドラマは東日本大震災からの「復興」をテーマに新島八重が選ばれたという。
現状に対して常に前向きに臨む姿勢は、
閉塞感のある現代日本全般に対して、
そして読者全員に対して色々な示唆を与えてくれる本だと思う。

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2013年01月07日

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