【感想・ネタバレ】怪異怪談探索ハンドブック 誰でもできる!異なる世界の調べ方のレビュー

あらすじ

怪異怪談を研究する大学教員から気鋭の在野研究者まで、成果を挙げている書き手たちはどのように調べ、書いているのか。本書では、フィールドワークはもちろん文献調査、インターネットを駆使した情報収集など、各分野の第一人者がそれぞれの得意領域を担当して、現場で磨き上げてきた探索のコツや秘伝を一挙に公開する。

ひとくちに怪異怪談を調べるといっても、求められるアプローチは多様だ。農山村での聞き取り、博物館や図書館、自治体史、文化遺産を生かした調査、古典籍や雑誌、小説などの様々なジャンルの資料の収集・整理、辞書・事典の扱い、テキストマイニング——調査の進め方に応じて押さえておきたい実践的な「コツ」が数多くある。

身近な暮らしのなかでふと浮かんだ疑問を出発点に、すぐそばにある怪異を捉え、調べ上げるまでの道筋を丁寧にガイド。研究としてまとめ、継続するためのヒントやつまずきやすいポイントを乗り越える工夫をもフォローする。学生や研究者はもちろん怪異に興味がある読者も幅広く使える、怪異怪談を調べて考えるための入門書の決定版。充実したブックガイドも所収する。

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Posted by ブクログ

怪異や怪談といったものの調べ方を述べたHowTo本。
内容は著者自身の経験に基づいたものでかなり具体的かつ専門的。民俗学的なフィールドワークのやり方から、文献の調べ方、ネットを利用した調査の方法など多岐に渡り実例を交えて教えてくれる。

怪異・怪談い題材としては特化しているが、その内容は民俗学をはじめ人文一般に適用可能で学生であれば実用度はかなり高いのではないかと思う。文献調査など小林昌樹の「調べる技術」とも重なる部分はあるけれど、フィールドワークなどそれとは異なるアプローチも多く併読推奨な感じ。

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2025年12月08日

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