あらすじ
世界標準の武器を教えよう。ジョブズ、ティム・クック、ラリー・エリソンら、ビジネス界の巨人とわたり合い、アップル復活の舞台裏を知る「唯一の日本人経営者」が教える、21世紀を生き抜く40の指針。
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Posted by ブクログ
アップル日本法人元社長の自己啓発本.職場の上司に薦められた.
著者は大学を出てからIBMに技術者として入社し,日本ケイデンス,EMCジャパン,オラクルと渡り歩いてきたそう.ジョブズやクックとのエピソードを交えつつ,世界で戦うために必要なことを説いている.実体験に基づいて書かれており,納得感を持って読み進めることができる.
本書の順番とはずれるが,参考になった内容を自身の解釈で簡単にメモ.
■世界を変える
・飽くなき好奇心,現状に満足しない
★当事者意識(使命感)を持つ
★How toを学ぶばかりでなく,Whyを繰り返す(思考力をつける)
・過去の成功は捨て,変化し続ける
・問題を発明する(潜在課題の形成)
■グローバルスタンダードのコミュニケーション
・相手と向き合う覚悟を持って会話する
・プレゼンスキル=聴衆との対話
★決断力(瞬断)とそれを支える情報量,語学力
・有言実行(コミットメント)
※日本基準・・・質疑応答時の静まり,メールの多用,不言実行
■仕事の進め方
・タスクの優先順位付け,選択と集中
・判断軸はシンプルに,王道は最大の近道(易きに流れず)
・朝型になる(準備万端の状態で一日を迎える)
■組織を動かす
・愛嬌(穴をつくる),笑顔で味方を増やす
特に今の自身にとって重要と考えるのが★.
社会人4年目も終わりに近づいてきて,言われたことをやるだけでなく自ら課題形成することが求められている.そのためには当事者意識とwhyの思考パターンが大切.大企業の従業員ほど当事者意識は希薄になりがち.事業環境を自分化して捉えて課題形成し,与えられた自身の役割に照らしてwhyを繰り返し真因を突き詰めることで課題解決する.
仕事の進め方はどれもそれなりにできているように思う.特に直近で鍛えるべきは語学力かな.自信を持ってコミュニケーションして自分の考え方を伝えるためにも土台を固めることがやはり重要.戦う土俵に上げてもらえない.
Posted by ブクログ
この本を読んでやはり自分はこの日本の教育界に身を投じたいという想いが一層高まった。
どんなことがあれども常に進化(深化)し続けていかないとね。
まずは持てる力を高めなければ。
Posted by ブクログ
まさに「これからの世界で働く人」へのメッセージ。私自身が、日本企業とそこで働く人に感じる不信感・がっかり感と、コンサルタントとして働く中で身につけたプロフェッショナリズム(心構え)を、丸ごと肯定してもらったように思えた。スピード感、好奇心、なぜ?にフォーカスすること、相手へのリスペクト、フェアネス、誠実さなど、ビジネスパーソンの小手先の啓蒙書ではなく、人間としての品格も含めてあるべき姿を説いている。とても真っ当な人間こそがビジネスパーソンとしてもグローバルで成功できることを確信させてくれる一冊。
Posted by ブクログ
■変わり続けること
A.変化を生み出すのは、猛烈な好奇心
B.Glorious Discontent
C.変わり続けることだけが真実
D.他人が起こした変化は自分でコントールできない
E.愚痴の対象には常に自分のことが含まれていないという「当事者意識」の低い状況がある
F.コミュニケーションとは覚悟
G.相手から「引き出す力」は、自分を進化させる最大のスキル
H.動いてみて、話を聞いてみて、行動に移す。それを続けていれば、必ず世界は変る
I.時代が変化している限り、成功も変化する
Posted by ブクログ
第一線で活躍されてる方って、
ヒトが大好きな気がするんです。
山本賢治さんも、
そうじゃないかと思わせる
文章を書かれてる気がしました。
厳しいですが、
愛情たっぷりの本でした。
いい刺激になると思います。
Posted by ブクログ
元アップルジャパン社長の熱いメッセージ。変化は好奇心がないと生み出せない、前向きな不満の重要性、変わり続けることだけが真実である、変化を作り出す側に回ることの重要性、常に当事者意識を持つこと。
Posted by ブクログ
元Apple Japan社長の山元さんの本。数々の修羅場をくぐってきた経験でつちかったスキルを見事に本に落とし込んでいる良書。実績を残してきた方の本だけに、説得力がある。また読みたい本。
▼実際にいかせそうな事
・英語力をつける
・実行力がものをいう
・WHYで考える力
Posted by ブクログ
世界で戦うために何が必要か、
元Appleジャパンの社長の話です。
とりあえず、何をすればわからない人は、
体力と英語だそうです。頑張れ!
あとは、この本に書かれている!
就職をどうしようか、悩んでいる大学生にオススメ!
Posted by ブクログ
アツい方だなぁ、と思いました。
本気で働く、ってこういうことなんだろうな、とも感じました。山元さんの情熱をとても強く感じられる一冊です。
また、スティーブ・ジョブズ氏とも交流が深かったため、随所に彼のエッセンスが盛り込まれていて、私はスティーブ・ジョブズ氏もすごく尊敬するだけに、この本は一石二鳥でした。
世界を視野に入れて働くとはどういうことか。
例えばメールの書き方。私は良く、「●●様、お世話になります」と書き出しますが、それは世界から見たらへりくだりすぎているのだそうです。
また、すみません、を連呼するのも良くないと。それはその通りですよね。
私は今外国人と一緒に働いているので、良くわかります。しかも彼はインド人なので、インド人って自分の意見はしっかり言うんですよね。私が発言しててもそれを遮って(これがまたうまい感じなんですが、、、)、彼の意見を言う。
私はここで譲ってしまうんです。言う気力が無くなってしまいます。もともと英語もネイティブではないし、ガッツリ議論ができるほどのスキルを持ちあわせてもいないし、まぁ、いいやってなってしまう。
それでは良くないんですね。
わかってますが、続けるだけのスキルも頑固な気持ちも持ち合わせていない。
そこなんですね。そこで、製品に対する情熱や、ミッション感覚を持ち合わせていないと、結果、中途半端な気持ちで仕事をしている、という判定がされてしまうんですね。
死と隣り合わせです。
買ったばかりのマンションも、暖かな家庭も、遠くに行ってしまう。
そうならないよう、この本を手元に置いておき、今以上に前向きに仕事をしていこう、とアツくなることのできる本でした。とても面白かったです。
Posted by ブクログ
2014年1月に読みたい本リストに入れて、はや7年…。
アップル日本展開の裏側とかジョブズをはじめとした超有名経営者たちとのエピソードはとても楽しくて、読んでよかった~と思うけど、後半の方の「家庭を顧みなかった自慢」とか「寝なかった自慢」とかは、ちょっと時代に合わないかなと思った。(とはいえ、やはり世界レベルの経営者は今も家庭を顧みず仕事してるのかな。家庭の時間を確保しながらバリバリやってるんだとしたら、いまの経営者は一昔前の人よりさらに優秀なんだろうな)
世界と仕事をするということは、単に英語を使った仕事をすることじゃない、と気づけてよかった。
Posted by ブクログ
昔読んでつけた書評を見直してみました。今回は、アップルの日本法人の社長を務めた著者。
スティーブ・ジョブズという圧倒的な技術者、経営者と一緒に仕事をしたことのある著者の言葉からの学びはたくさんあります。いずれも、自分がトップになったときの心構えや、やることとしてのイメージ作りに役立つエッセンス。
学びとなったポイント:
"オーナーシップ"
「他人が起こした変化は自分ではコントロールできません。変化に巻き込まれないための唯一の対策は、その変化を「作り出す側」に回ること。変化を作り出す人が次のビジネスの中心を握るのです。」
"実行に対する強烈な集中力"
「グローバルリーダーたちは、もっと根本的な問題解決法として、優先順位を見直し、どこに集中するかを見極め、圧倒的な集中力でやり遂げるという、「選択と集中」を重視しています。絶対にだらだらやらずに、めりはりをつけて、アイデア出しでも問題の解決を考える上でも、一気に向き合うというスタイルでした。」
「例えば、ミーティングが休憩時間に入っても、スティーブはティム・クックとともに窓際に立ち、3種類のシルバーが自然光でどう見えるかを吟味し、どれがMacにふさわしいのか永遠と議論を交わしていました。和やかなやり取りに見えましたが、2人は話に集中し、周りの状況は一切見えていない感じでした。」
"ビジネスは世の中の問題解決"
「ビジネスにおいてもっとも重要なことは、とてもシンプルです。それは、みなさんが関わるテクノロジーやコンテンツ、サービスが最終的には「世の中を前進させる」ことにつながっているかどうかです。あらゆるマーケティング活動も営業も顧客満足も商品開発も、すべてはこのビジョン抜きには語れません。前進させられないビジョンは、長期的に見れば必ず失敗します。」
"猛烈な好奇心"
「WHYが次々に飛んでくる。あまりにも質問のスピードが早く、しかも、ひとたび質問が始まると、先ほどのチャーミングな笑顔とうって変わって、表情がどんどん険しくなる。それはひとえに、「猛烈な好奇心」があったからです。好奇心と言っても、一般的な度合とは桁が違う、猛烈なまでの、すごい好奇心です。だから、目の前にいる人がどんな人なのか、どんなことを考えているのか、アップルに対してどういうイメージを抱いているのかといった、関心や興味を抱かざるを得なくなるのです。」
「孫さんと柳井さんも、とびぬけて猛烈な好奇心の持ち主です。エレクトロニクス周辺にいるだけではとても出てこないようなアイデアが、コンテンツ、パッケージ、値付け、値引き、販売手法、マーケティングなど全領域にわたってポンポン機関銃のように出てきます。尋常ではないスピードで、まるで紙に書いたものを読んでいるかのようで非常に驚いたのを覚えています。すべて興味深い内容ばかりで、いかに孫さんが多方面のことに興味を持っているかがわかりました。」
Posted by ブクログ
変化をし続けることこそ、成長の源である。世界的企業で活躍してきた著者だから言えるエピソードが満載。
アップルストアーで小さな女の子がiPodを迷って買うシーンは、ビジネスの本来のあり方を伝えてくれた。
Posted by ブクログ
山元氏かの本の面白さと学ぶポイントは2つだ。
一つは、あのスティーブ・ジョブズやラリー・エリソンといった大物のカリスマ経営者とのエピソード。そして、日本法人の社長という立場で、どのような事を行い、何を思いながらやっていたのかということが学べるということだ。
1つめのポイントにおいての参考になる話。プレゼンの上手さに関しては、世界で右に出るものがいないとまで思われているであろうジョブズも、実は入念なリハーサルと準備を行っているということ。
2つ目は、コミットメントに対する姿勢である。死んでも達成するという言葉は、偽りではないだろう。まぁ、命まで捧げる事はないだろうが、達成できなければ当然、責任をとってやめるということである。トップの人間は、そういうリスクと責任を負っているということが当然であろう。
また、リーダーの立場の人間は、プライベートや家族を犠牲にするのはやむを得ない事だという。著者の場合は、アップル在籍時の5年間で、平日に家で夕飯を食べたのは、3日くらいしかなかったという。
Posted by ブクログ
京セラ、JALやKDDIでは、稲盛和夫氏の教えを元にしたフィロソフィというものが用いられているのだけど、本書は山元氏のフィロソフィと言える。
(本文中で稲盛氏への言及もあり、影響を受けた可能性も。)
各項目は主に20代のビジネスパーソンに向けた、目線を上げ、モチベーションを上げるメッセージが、氏の実体験 -スティーブ・ジョブスやティム・クックといった超有名人との経験を含む- に基づいて語られており、一気に読み進める。
中には「英語はネイティブ並みでないと舐められる」といったハードルの高い項目もあるが、大半は明日からでも実行出来る内容ばかりで、心に気合いを入れたいときに読むと良いかもしれない。