【感想・ネタバレ】近代秀歌のレビュー

あらすじ

「やは肌のあつき血汐にふれも見で」「東海の小島の磯の白砂に」──懐かしくも新鮮な歌の数々は、私たち日本人の感性の源として、永遠に伝えていくべき豊かな財産である。〈日本人ならこれだけは知っておいて欲しい〉近代100首を当代随一の歌人が選び、心熱くなるエッセイとともに、未来へ贈る名歌集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

20150216-0304. 教科書に出ている有名な短歌から、名前は知っている程度だった歌人の歌まで掲載。まえがきとあとがきから、著者の”教養”に対する思いが伝わってくる。

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2015年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歌人で朝日歌壇の選者(本業は細胞生物学者)永田和宏の選による百首歌。近代の秀歌ベスト100を選んだのではなく「せめてこれくらいの歌は知っておいて欲しい」百首とのこと。したがって、歌人にはかなり偏りが生じ、11首選ばれた斎藤茂吉を筆頭に、以下与謝野晶子、石川啄木が各9首、若山牧水8首、北原白秋6首と続く。こうした基準で選ぶならきわめて妥当な選歌だろう。篇中、楽しいのは牧水の一連の酒の歌。また、今回あらためて感嘆したのは釈超空の「たゝかひに果てにし子ゆゑ、身に沁みてことしの桜あはれ散りゆく」―悲痛な絶唱だ。

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2014年02月21日

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