あらすじ
『般若心経』とは、心の内面の問題を解いたものではなく、具体的な修行方法が説かれたものだった! 目から鱗の新解釈。経典成立当時の古代インドの言語、サンスクリット語研究が導き出した真実を明らかにする。
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Posted by ブクログ
たった262文字が描き出す深遠なる仏道世界の境地を、筆者の仏教観や思いにとらわれず、一字一字をひもといた一冊。
ここまでの必要があるのか疑いを持つ人もあると思いますが、般若心経にはそれだけの奥深さがあることだけは理解したつもりです。疑った人こそ、読むべきです。
Posted by ブクログ
般若心経は、わずか262文字というのが愛誦されてきた理由なのでしょうか。
本書は、数字だけを拾っていっても学びがあります。
六つの実践徳目、五蘊、四つの階層フロア、六根、八正道、四諦などです。
サンスクリット語の語源まで辿って考察されていて、日本の現代語訳をしている学者さんを批判しているところもありますが、法隆寺に『般若心経』の世界最古のサンスクリット写本が保存されていることや、涅槃やマントラの真の意味が説かれていて興味深かったです。
また真言宗のご住職なので、空海さんに依っているところが多いんだろうなと感じました。
正しい理解、というのは難しいものだなと思う一方、般若=智慧を求めるための言語探究はやっぱり面白いです。
なんとなく知っていた般若心経を身近に感じられることができる読書体験でした。
はてさて、自己の中に般若心経というマントラを流し込んでみて、どうなることやら・・・。