あらすじ
【貴方は私の全て。私は貴方の全て。】
突然訪れた、墓場の王への謁見。そこで待つのは、王位継承への道だった。一方、静かに敵の侵食が始まり、新たな紅い血が流れる――…。魂の葬送を巡る物語、第二巻。
(C)2009-2010 Higasa Akai
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
突然訪れた、墓場の王への謁見。そこで待つのは王位継承への道だった。
一方、静かに敵の侵食が始まり、新たな紅い血が流れる。
っていうようなお話だった。
Posted by ブクログ
一巻から大きく話が進む。上司に会って魂を元に戻す、という目的からの転換が上手く、この先の展開に期待が持てる。今まで悪霊以外皆無だった女性の登場はとてもいい。しかも隼がその女性に魅力を感じるという設定にしたことで、リドルの行動に新しい要素が加わって全体としての魅力が増した印象がある。
ブラッドも隼に対する態度を変えており、これもなかなか興味深いのだが、今までが今までなだけに、もう少し悩みながらであるとか、ある程度葛藤を出して欲しい所ではある。
十字架を渡して守れる筈が…という展開も鮮やかで面白い。ただし、渡すシーンが一人分しか描かれなかったことで、そこにいるキャラが加害・被害のどちらにせよ関ってしまうことがすぐにわかってしまうのはいただけない。一言二言喋らせながらでも他の生徒に渡すシーンを作って欲しいところだった。