あらすじ
【貴方のために──、やさしく微笑んで…。】
「後から行く」と約束し、バチカンに残ったルカ。その安否を巡り、セルシア、ナオヤ、ヒカル、それぞれの想いが交錯する中で、最後に明かされる真相とは――…!? バチカン編完結&コメディ展開で人気の番外編も収録した、第8巻――!!
(C)2011-2012 Izumi Kawachi
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Posted by ブクログ
何度読んでも、シスターエルダとセルシアのやり取りで泣きます。
持ってしまった力のために、様々な不条理に晒されながらも人の優しさ、強さを確かに見つめ、狂うことなく生きてきたセルシアのことを、「あなたはもともと善い女性でしたのに」とほんの短い間でもそれを見抜いて(セルシアの言葉を借りると)「愛してくれる」……というあのシーンが、好きです。
また、所長さんとりお先生の話をするシーンも好きです。
「あの部屋には賢い奴らばかりじゃないか」「助けてもらえ」「あんたも立て、まずは一人で」などなど台詞が素晴らしく……一生思い返しては素晴らしい話だなと思うことでしょう。