【感想・ネタバレ】ディスコミュニケーション精霊編（２）のレビュー

植芝理一

現実（うつしよ）は夢、夜の夢こそ真実（まこと）――。ある日、半年間眠り続けた過眠症の女子高生・吉本麗珠（よしもと つぐみ）が目覚める。麗珠の両親から過眠症の真相究明の依頼を受けたのは、人の心に存在する闇の力＝悪夢が引き起こす事件の数々を呪術＝夢の力を使って解決するエキスパート“夢使い”……。松笛と戸川を巻き込み、謎が解き明かされていく――！ ２代目 童遊斎（わらべゆうさい）こと、日曜星の夢使い・三島塔子、遊奉（あそびたてまつる）!!

[ブクログ · ★★★★☆]

"「でしょ！戸川ちゃんが納得してないのなら
今回の事件はまだ 終わっていないのよ！
なぜならーーこの事件のキーワードは麗珠ちゃんの言葉……
「どうして人は誰かを好きになるのか？」よ！
そしてその麗珠ちゃんともっとも同調しているのがーー
同じような言葉を口癖にしているーー戸川ちゃんだからよ！」"

設定がすごいなぁとしみじみ。
人だったものがぺきりと真っ二つに割れたり、胴体から急に機械部が生まれて変形する……好き……。