【感想・ネタバレ】キャプテン・アメリカ:ニュー・ディールのレビュー

あらすじ

2001年9月11日、ニューヨーク。消防士、警察官、レスキュー隊が人々のヒーローとなった―ワールドトレードセンターの崩壊に際し、自らの命を危険に晒して。恐ろしい事件ではあったが、驚愕から覚めた多くの人が、瓦礫の下の生存者を探すべく、我が身を省みない献身を見せた。しかし半年が経つと、テロへの恐怖をかつてないほどに募らせたアメリカ国民はヒーローを渇望するようになった。ためらいなく正義を遂行する兵士―合衆国最高の戦士を。それこそが、スティーブ・ロジャースであり、星条旗を纏ったスーパーソルジャー、キャプテン・アメリカなのだ。

センタービルの小さな町を、アル・タリクを名乗るテロリストが占拠。多くの町民を人質に立て籠もった。救助は不可能に思えた―キャプテン・アメリカを除けば。彼の任務は無垢なる人質の命を守り、テロリストを打ち倒す事。多くの命を犠牲にした非道なテロリストに対し、スティーブ・ロジャースは、これ以上、命を奪わせはしないと、固く心に誓うのであった。

この特筆すべきエピック―2002年にマーベルナイツ・ブランドで発売された―はキャプテン・アメリカの新たな方向性を示した。昨今のヒステリックな政治風潮に流される事なく、星条旗を掲げるこのヒーローは、アメリカの自由を体現してみせたのだ。我々が彼を最も必要としているその時に。

2002年06月:Captain America Vol.4 #1
2002年07月:Captain America Vol.4 #2
2002年08月:Captain America Vol.4 #3
2002年09月:Captain America Vol.4 #4
2002年10月:Captain America Vol.4 #5
2002年12月:Captain America Vol.4 #6

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Posted by ブクログ

9.11を超えた「キャプテン・アメリカ」。

これが、多分あとの「シビル・ウォー」にもつながっていくのかも。

傷つきはしても、圧倒的な肉体は、やっぱり大人が子どもを殴っているようなものではないのか?
日本でも、非戦闘員が、爆弾に焼かれた。

怨嗟が満ちて、自分がやられる側になって、はじめて気づくこともある。
それでも、そこで正義を叫ぶ。

それでも、正しいことがあるのだと。
そんな、キャプテン・アメリカです。

今年1年、世界が平和でありますように。

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2014年01月07日

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