あらすじ
フルオライト・ルヴェールは男爵の嫡子。
火の精霊、サラマンダーのラヴァとの出会いによって、ガラス工芸作家だった前世の自分を思い出した。
しかし、男爵家の屋敷にだって、窓ガラスはない。ガラス工房どころか、鍛冶工房すらもない。
食料さえも不足している、ないない尽くしの辺境の小さな貧乏領。
それでも、この世界でガラス工芸作家に俺はなってみせる!
感情タグBEST3
キャラクターがかわいいです
線もキャラクターもふっくらして優しい感じがする。(主観ですええ個人的感想ですはい)主人公は子供なのもあってとてもかわいい。
しかし、この一冊を読み終えた今もまだ世界観がわからない。
魔力はある。精霊がいる。少なくとも近場にガラスはないようだ。ところが金属製品に見えるものはある。ということはその加工技術も材料、精製方法もあるはず。うーん?
主人公はガラス工芸家を目指していた日本人だったという記憶を「思い出した」。主人公は領主の息子としてこの世界で生まれて育ってきた、はず。なのに「言葉はわかる」のに本を見て「日本語じゃない」…?そもそも領主の息子なら早い段階で文字を勉強し始めるのでは…?
ツッコミどころが満載だ。
こういう整合性のとれていない細かいところが気になってしまう性分で、粗探しをしたいわけではないんだけれど物語に没入できなかった。
違和感を払拭してくれるのを願って次の巻も買うつもりですが、どうなるでしょうか。
何かを生み出すみたいな話は好きなので期待したい。