【感想・ネタバレ】ジャスティス・マンのレビュー

あらすじ

初老ホテルマン、正義に狂う

仙台の老舗ホテルに勤続30年、初老ホテルマンの「正義」が暴走する。家庭も職もある50代中年男の独りよがりはあぶない。

大山茂は幸せな人間だった。子どもの頃に見た悪をくじく特撮ヒーローに己を重ね、日課のジャスティス体操を欠かさず、不心得者には必殺技のダイヤモンドヘッドを食らわさんとする。――「皆が俺に全幅の信頼を寄せている。目を見ればわかる」

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Posted by ブクログ

自らの正義を盲信する男、大山茂。
自己肯定感が異常に強い男が、周囲の人たちの感情を踏み潰しながら自らの正義を押し通すのだが…。
異質な男の行動に共感する部分もある自分に驚く場面があった。
黒い感情に溢れ面白いのだが、面白さが微妙だ。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

主人公が、勘違い正義野郎で、最後成敗されてスカッとすんのかな、なんて思って読んでたんだけど、そんなことなかった。清廉潔白な人間なんていないもんだけど、それにしても。中々悪い奴しか出てこなかった感。面白かったし、さくさく読めたし、考えさせられる内容だった。敢えてだとは思うけど、不明瞭な点が多くてすっきりせず、読後感はあまり良くない。独善的にならず正しく生きるって難しいよね。

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2025年12月20日

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