あらすじ
◆主な内容
小学六年生の葉澄は、発達障害のある双子の姉・菜々実の通院や学校送迎を日常的に手伝っている。菜々実にも、両親にも笑っていてほしい気持ちは確かにある。けれど、友達と遊びたい日も、ひとりでいたい時も、お母さんと一緒にいたい時も、菜々実の都合が最優先になる。何かを諦めるたび、仕方ないと思う反面、胸の奥にモヤモヤがたまっていく。
そんな中、障害がある子のきょうだいが集まった「きょうだい会」に参加することになった葉澄は、同世代の恵太と出会う。からりとした性格の恵太と仲良くなる葉澄。恵太にも障害を持つ弟がおり、明るい言葉の裏には、複雑な感情がにじんでいた。
葉澄は「きょうだい会」での交流や、かつて仲違いした友達とのやり取りを通じて、自分の未来について考え始める。障害のあるきょうだいのために生きるのが「みんなにとって」幸せなのだろうか、それとも──?
きょうだいだから愛している。愛しているから、見捨てられない。
きょうだい児が抱える葛藤をまっすぐ描き切った、渾身の力作!
監修:藤木和子
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
障害や重い病気のある兄弟や姉妹がいる子供のことをさす、きょうだい児。
姉が障害を持っている妹と、弟が障害を持っている兄。その妹のクラスメート、お互いの両親、きょうだい児の居場所や情報提供をしている、きょうだい会のスタッフの人達などの物語だった。
きょうだい児のことを初めて知った。また、きょうだい児の取り巻く環境やその人たちの考え方や認識のズレなどを知ることができて、勉強になった。
きょうだい児は、子供ながらに不安や苦しみなどを抱えていることが多く、親が放任主義なため、ヤングティアラになりつつあるところも勉強になり、僕が持っている以上に過酷なんだなと知ることができた。
たった約205ページの薄い本だったが、表紙のイラストが衝撃的で手に取った本が、まさかこんな内容が濃く、勉強になるとは思わなかった。
きょうだい児について、また知りたいと思った時には、この本をもう一度読もうと思った。
きょうだい児のことを初めて知るのには最適の1冊だと思った。
Posted by ブクログ
2026中学生課題図書。
きょうだい児という言葉をこの本で知った。ミズアイスの言うように、まずは知ることから。
登場してくる子どもたちは立場は弱いが、気持ちが強い。タイトルのように良心という火がゆらめいているのだろう。大人として何ができるか考えていかなければいけない。