【感想・ネタバレ】「殺された側」から「殺した側」へ、こころを伝えるということのレビュー

あらすじ

2023年12月、刑事司法の世界にドラスティックな変化をもたらす制度が始まった。それは受刑中の加害者に、刑務所や少年院を介して被害者や遺族の心情=こころを伝えることができる制度である。「殺された側」から「殺した側」へ、「殺した側」から「殺された側」へ、文書による交通を法律が担保するのだ。「殺された側」が「殺した側」へ「こころ」を伝えるとき、そこで何が起きているのか。複雑極まる「こころ」の一端に迫る記録。

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Posted by ブクログ

最初から最後まで緊張しっぱなしだった。いつの間にか自分も加害者からの言葉に身構えるようになっていた。心情等伝達制度は被害者遺族から加害者へ「こころ」を伝える制度。その返事が思ったものでないことはもちろん、再び傷つけられる可能性があることは素人である自分でもわかる。情状酌量のために表面的な手紙が書かれたり、弁護士がAIで内容を書かせたり、相手はなにをしてくるか分からない。

しかし、それぞれの考えのもとその制度を活用する人がいる。

「覚悟をもって、制度を使うしかない」

なんで、被害を受けた側がここまでエネルギーをかけないといけないのか、なんで被害のあとも苦しまないといけないのか

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

危険ドラッグと飲酒運転の交通犯罪。上司からのパワハラ性被害。一方的な思いこみのストーカー殺人。小学生児童へのメッタ刺し殺人。…「何をしても赦せないが、反省はしてるのか?更生は期待していないが、今は何を考えてるのか?」…被害者や遺族から加害者に心の内を伝える。そして、問い質す。心無い応えに再度傷つく。もう関わりたくはないが、でも相手には忘れて欲しくない。起きた事は取り戻せない。流れる時間の中で何をすればよいのか。…心情等伝達制度の施行は2023年。136件の利用は何を物語るか。緊急レポートから推し量る実相。

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2025年12月12日

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