あらすじ
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『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』で新たなファンを獲得した「ギャグ四コマの名匠」が長年描き続けた、文壇内幕暴露シリーズの決定版。純文学の長老ヒロオカ先生を中心に、作家のさもしい生活や編集者とのバトルを、業界人も驚くリアリティで四コマに落とし込む。出版界のシンジツが知りたければ、この巻を繙け! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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Posted by ブクログ
いやー、懐かしい!?
『がんばれ‼ タブチくん!!』(1979~)をリアルタイムで知っている身としては、あのシリーズで、すっかりキャラが確立した各々の登場人物が、いまだに舞台を、業界を変えて活躍? している様を見るのはなんとも楽しい。
言ってみれば、これは手塚治虫作品で見られる「スターシステム」の、いしいひさいち版であり、しかも名前まで、どの作品でも同じという、究極のスターシステム?!(なのか?!笑)
タブチくんのあとは、朝日新聞の朝刊の長期連載『ののちゃん』(最初は『となりの山田くん』)でも、タブチ先生、ヤスダ先生は出てくるし、ののちゃんの学校の先生だったよね、藤原先生は? あの、なんともやる気のない雰囲気で、でも傑出した才能を持つ異端の作家像にぴったり(そういえば、ののちゃんのころにも、小説を書いてなかったか?)。
とにかく、今、この出版不況、読書離れの世相の中で、売れない、でも気位だけ高い広岡センセイと、編集のヤスダが丁々発止のやりとりを繰り広げ、作家仲間のタブチは推理小説家、そして藤原先生は売れっ子歴史小説家で、話を含まらせる。
編集ヤスダに「若い作家の作品にも触れていただきたい」と作品を持ち込むが、実はそれはバイト案件、広岡に「なんの文学賞(の応募作)の下読みだっ!」と看破されたり、「先生、新刊は1300でいきます!」とヤスダが言い捨てて帰るが、それは単行本の単価なのか(単価なら普通だ)、初版犯行部数なのか(だとしたら大御所にしたら少ない)、広岡が悶々とするのも可笑しい。
でも、これ、昭和の野球界、漫画タブチくんを楽しんだ世代にしか通じにくいゾ。業界のドン的存在の川上とか(名は哲学だ)、飄々とした吉田、そして広岡が長嶋を毛嫌いしている設定など、あの当時のタブチ君でのネタ、キャラ設定を引きづってのこと。
もちろん、自分としては大いに楽しめた。
てなことで、業界のあれこれ裏事情やら、業界危機を逆手にとってのギャグ満載で、本読みとしても楽しめる。
ちょいと自分でも製本に関わってたタイミングなので、そんな点でも、大いに楽しめた。