あらすじ
タリーズコーヒーをたったひとりで日本に根付かせたあの伝説の経営者が、仕事術を初公開。「食を通じて文化の架け橋となる」という人生の「目的」を抱く松田氏。2007年にタリーズコーヒージャパン社長を退任。次はアジア環太平洋、そしてその他の国々へ、タリーズコーヒーを広めるべく、新たな挑戦の舞台に立ちました。
そんな、さらなる発展の渦中にある氏が、すべてのビジネスマンへ自身の仕事術を伝授。
・「やめる」と決めれば、成長は加速する
・リアルな「未来自分史」で残り時間を目に焼きつける
・目標は年3回「1月、4月、12月」のハットトリック手帳
など、創業からこれまでの多くのエピソードから導かれた興味深い見出しが並びます。
5年単位で期間を設定し、成長速度を上げている松田氏の「仕事は5年でやめなさい。」の真意は、多くのビジネスマンにとってのヒントとなるはずです。
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Posted by ブクログ
ずっと手元にあったもののずっと放置していたのですが、読んだら非常に面白い。モチベーションと危機感がアップするとともに、最近の境遇にも重なってちょっとしんみりしました。
・リアルな「自分未来史」で残り時間を目に焼き付ける。
→僕は50までにやりたいことの全てを実現しなければならないと感じました。それまで日々成長を忘れてはいけない。次の5年間では、何ができるだろう。CFA?スペイン語?留学?・・・安定には甘んじない。
・単調な仕事ほど脳を使え
→まさにそのとおり。これまで深く考えずにやってきた自分が恥ずかしい。
・「考える力」を奪うマニュアルはいらない。
→これも納得。これまで事務リスクとか不平を言っていましたが、結局は考える労力を放棄していただけなのかも。周りにいら立っている場合ではない。
・コンプレックスをバネにする。「脳科学者によると、異性にモテる一番の秘訣は、自分の弱点を隠さずにいうこと」だとか。
→モテたいとかモテたくないとかは別にしても、自己の弱点を内面することは昔からの僕の性格。境遇はひとそれぞれ、またそれによって成長を阻んでいるということを自覚しなければならない。
Posted by ブクログ
5年刻みで物事を考える。5年スパンで人生の目標を立てる。5年という刻みをつければ、苦しいことで乗り切ることができる……そうです。
タリーズの創業時のお話や、立ち上げるまでの人生など、最初から最後までおもしろく読めました。
Posted by ブクログ
とてもシンプルな言葉で基本的なことを教えてくれる本。以下学んだ点の要約。目的と目標は違う。目的を達成するために、目標とその期限(人生を5年単位で詳細に計画)を決め、PDCIサイクルを回す(IはImprove)。些細な仕事、単純作業もゲームを楽しむように頭を使って心を込めてすることで本当の力になる。