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スターマイカの創業者社長の本。エクイティファイナンス等起業の際の資金調達のイロハが詰まっていて勉強になります。
フレーミング効果、リスクが拡大しているケースにおいてよりリスキーな選択を行ってしまう傾向。例えば株の塩漬けやナンピン買い。株価が下がっているので追加で買えば前に買った株子と合わせても平均購入価格を下げられると考えて追加で買ってしまうこと。自分が買った株の価格が下がるとまだまだ下がりそうだ、そこを打って上がるのを待とうと冷静に判断できないこと。
アンカリング、物事を分析する際に船の怒りのように意識の中で1部の特定の事象に着目しすぎる効果。例えばバーゲンセール。近所の店舗で5000円で売られていたものも40%オフとして別の店で売られている場合すぐに買おうと思う心理。
スターマイカの場合賃貸中の中古マンションの不動産オーナーは入居者が入る場合に買い手が見つからず困っていると言うニーズに注目しました。そして入居者の物件を購入、保有し空室になってから販売すると言うビジネスモデルを構築したのです。スターマイカでは急拡大して規模の経済を追求するコストリーダーシップ戦略ではなく、賃貸中のファミリーマンションと言うニッチな市場に特化する集中戦略を取り続けています。
マイケルポーター教授は戦略とは何をするかではなく何をしないかを決めるものだと述べています。
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起業のいろはと会社の仕組みが良く分かる本。
専門知識はさほど必要なく、読みやすい。本気で起業を志す人はもちろん、日常的なビジネスの本質的を知る上でも有意義な学習になる。
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経営者ならではの視点とボスコンやゴールドマンで培われた理論としての視点がうまく取り入れられており、とても良い本でした。イグジットに関する章はとても響きました。
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浅く広く読みやすく書かれているベンチャーファイナンスの教科書。
起業のファイナンス、起業のエクイティファイナンスを読む前の入門者とすると良いと思った。
Posted by ブクログ
【アーリー、ミドルステージにはあまり意味ない一冊】
「ベンチャー」と書いてあるが、内容としてはIPO前もしくはそれが見えてきた会社向け。
おそらく著者がこれまで経験してきた投資銀行での経験を傲慢に、自慢気に伝えたくて書いてしまったのだろう。残念ながら、内容によっては『今のベンチャー』では非常識な内容まで書いてある(会社は1人で始めろとか・・・)。
そういう意味では意味のない本なのだが、とはいえ、「へ〜」と言わされる箇所が多かったのも事実。「株主割当増資」と「第三者割当増資」の違い知らなかったし、「取締役」と「執行役員」の違いもしなかった。
それらを学べたという点においては、よかったなと思うので星3つ。アーリー、ミドルの人は、まずは磯崎さんの本を読むべし。