【感想・ネタバレ】強い会社の教科書のレビュー

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Posted by ブクログ

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日本経営品質賞を唯一2度受賞した株式会社武蔵野の社長小山氏が『強い会社』をテーマに綴った1冊。よくある経営指南書とは異なり、『聖人君子よりも不純でせっかちな社長が正解!』と言い切る小山さんならではの視点が面白い。
以下、参考になった点。

●トップの仕事とは、端的に言うと正しくなくてもいいから、早く決定すること。

●競合の時代から競争の時代に。人口ボーナスがなくなった現在は、他企業との争いに勝ち抜くズルさが必用。

●5年後に売上2倍!等、現状の延長では無しえない数字目標を掲げるからこそ、新しい発想が生まれる。

●経営理念は真似してしまえば良い。根っこの目指すべきものなんかは大きく変わらない。過去に一生懸命考えた企業に倣うのが正解。むしろその理念をどう社内に落とし込むかに腐心するべし。

●経営計画書は社員が持ち運べる手帳サイズにし、毎日一節を読み合わせする。

●社長が方針を決定し、社員がそれを実行する、その積み重ねの上に企業文化が育つ。方針が無いのは論外だが、その方針が実行されているかをよく見るべき

●社員は面倒なことはやりたがらないものだと理解しておくこと。その上で、面倒でもやらなければならない仕組みをどう構築するかが重要。

●トライ歓迎。但し、そのコストをどう回収するかはセットで求める。

●より社長とは、せっかちで動機が不純な人。わるい社長とは、皆の意見を聞くひと、早く決めない人。

●失敗はしないが行動もしない社員と、失敗はするが行動力のある社員では、後者が重要、人は頭でっかちな学びよりも体感して初めて成長する。

●社員は社長の言うことがわからないのが当たり前。見ている視座が違うから。むしろそのことがわかってない社長が多すぎる。わからないのが当たり前と思ったうえで、どうわかってもらうかに、もっと心血を注がないといけない。

●新任者が来るたびに、現行のマニュアルを見直し、改訂させる。新任者という新しく着た人間でも理解できるものでなければならない。

●仕事で求められるのは記憶装置的な頭の良さでは無く、判断力。

●新人を採用し続けるのは、2年目の社員が先輩になる環境を与えるため。下が入ることにより、上は先輩面をするための努力を行う。

●良い商品が売れるのではない。今マーケットで売れている商品が良い商品。

●シェア争いをするには、ライバルを徹底的に分析する。

●クレームを起こしても社員は責めない。ただし、報告を怠った場合は厳罰に処す

●クレームの対応は傷ついたお客様の心を癒すこと。

●経験したことが無いものに対して未然防止はできない。問題がおきてから改善するのが正しい。

●利益が期待できるのなら経費はいくらでも使わせる。最終的には獲得利益で評価されるのがわかっているから、無駄なコスト投下にはならない。

●管理部門を強化したところで売上は増えないのに、不調な企業程管理を強める傾向にある。

●基本給は年功序列で決め、手当は役職で決め、賞与は成果によって決める。

●社員が給与に不満を持つのは給与体系を知らないから。給与体験を知っていれば、どう頑張れば給与が上がるのか理解し、どのための努力が生まれる。

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2016年09月13日

Posted by ブクログ

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大切なのは数字。
社長の仕事で言うと、お客様を増やす、事業を増やす、利益を増やす、売り上げを増やすこと。
社員で言えば、営業成績を上げる、給料・賞与を増やすこと。
良いなって思ったのは、給料・賞与をオープンにしていること。誰がどんな評価を受けているかをオープンにするしないは会社の方針によると思うけど、正当な評価基準がないために、オープンにできない会社がいかに多いことか。点数評価だったらわかりやすいけど、いろいろな仕事を上司が把握しているわけでもなし、結果しか見ていない上司の場合は難しいよな。

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2014年10月25日

Posted by ブクログ

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武蔵野の会社全体で統合がとれているようだ。 この会社の様になるためには社長の強力なリーダーシップが必要であろう。 

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2013年02月03日

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