あらすじ
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産業の王者である自動車業界、そのエンジン製造・塗装・組立といった製造プロセスから、生産管理の秘訣までを詳細に解説した決定版。製造業界に革新をもたらした「トヨタ生産方式」を実践し続けた著者によって、自動車業界のみならず、すべてのものづくり産業に共通する課題、そして具体的解決策までが明らかになる。
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Posted by ブクログ
トヨタ自動車OBのコンサルタントによる自動車工場の仕組みの概略。工場の組成とかんばん、あんどん、一個流しに代表されるトヨタ生産システム(TPS)の導入のためのエンジニア向け入門書。
流れてくる製品を一つずつ、検査/加工/送り出しを行うため、在庫が最適化され、物流費/検査人員が少なくなる。一方ロット生産ではないことから固定費は薄く広くかかってしまう。トレードオフではあるが、多品種大量生産に使われるシステムとしては最適なものと考えられる。もちろん、標準作業表の確立、ワーカーの多能工化やカイゼン活動の浸透が必要ではある。
優れたスステムではあるが、日本のメーカーはプライドが邪魔しており、実は中国韓国のメーカーの方がTPS導入に積極的とのこと。
混流生産は、高度な技術なのかと勘違いしていたが、各種の部品を均等に使い在庫をなくすためには当然の生産方法らしい。