あらすじ
現在、日本のサラリーマンの労働シーンというのは1つの歴史的転換点にあるように思います。AI・ジョブ型人事制度の導入・外注化(コンサル活用)という大波が、あらゆる階層の労働を嘗め尽くして、全てを、多くの労働者の目線では必ずしも望ましくはない方向に変えようとしています。
私文ホワイトカラー。
私立文系大学を出て、事務職と言われる仕事に就いたサラリーマンを呼称する表現です。数学での受験を回避して大学進学し、特別なスキルを持つことなく、メンバーシップ型雇用下での社への忠誠で世渡りをしていく我々は、来るべきAI化・ジョブ型時代において真っ先に刈り取られる存在として名前が挙がります。
申し遅れましたが、自己紹介をさせてください。
株式会社板橋 東京中央支店と申します。
40手前で、しがないサラリーマンをしております。
私自身、私立文系大学を出た「私文ホワイトカラー」としてAI・ジョブ型雇用・外注化に怯える日々です。
我々とて座して死を待つわけにはいきません。我々にも暮らしがあり、生き残らなければならないのです。
そこで本書は、特別なスキルを持たない私文ホワイトカラーが、これからの激動の時代をどうしたら生き残る確率を1%でも上げることができるかを考える1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久々に読み応えのあるビジネス書に出会えた。
上司がリスク背負って割りを食って部下を厳しく育てる時代は終わった。
問題児な部下には、ハラスメントのリスクを背負わないよう苦笑しながら見捨てる時代が来ている。素直さを持たないものは、上司から良質な指導やフィードバックを受ける機会を失う。
この本で一番印象に残ったのは、サラリーマンで居続けて出世する方が長期的にはコスパいい。
そのためには、コミュニケーションコストの負担者になるということ。中間管理職、人と人との調整役はAIに食われない。
コミュニケーションコストの負担者=様々な案件に首つっこみ板挟みになる。大変な役割だが色んな情報集まってくる、こいつに頼めばなんとかなるという存在になること。
大変なら転職しようという趣旨で書いてるビジネス本が増えてる風潮の中で、この手の内容は画期的で刺さった。
Posted by ブクログ
私文でない私が読んでも共感できる内容。
内容が身にしみるようになったのは最近で30代半ば。
そこそこやってきたつもりですが、もっとやればよかったという後悔と今からでもできることはあるという気持ちにさせてくれる一冊。
20代でこのマインドを持って仕事できるのがいいので若い人にこそおすすめ。