あらすじ
かつては「科学」と呼ばれた,占星術や錬金術,骨相学や優生学.今は「疑似科学」と呼ばれるこれらに,現在では創造論や心霊研究,「水の記憶」をめぐる主張なども加わっている.では,正しい科学とは? 本書では,擬似科学をめぐる数世紀におよぶ論争を振り返り,科学の本質を考え直す.否認主義が拡大する今こそ読みたい1冊.
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Posted by ブクログ
疑似科学に対する知識は、カール・ポパーの「反証可能性」で止まっていたので、それだけでは不十分なことを知ることができ、得るものがありました。
疑似科学については、はじめから「疑似科学」のものもあれば、かつては「科学」だったものが、科学の進歩によって疑似科学に追いやられてしまったもの(占星術や錬金術)もある、という認識は、重要な気がします。
科学は、必ずしも真実を明らかにできる手法ではなく、より真実に近づくための手法でしかないことを考えると、今は科学とされていても、今後は疑似科学とされるものも、きっとあるでしょうね。
また、このことは、科学と疑似科学の線引きが、それほど明確でないことの現れの一つなわけですが、この点については、いろいろと考えさせられました。
世の中には、科学でないものを、さも科学のように語る輩がいますが、本書を読むことで、それもやむを得ない気がしました。
科学リテラシーについては、一定程度のものを身に付ければ、疑似科学に騙されなくなる、といったものではなく、つねに更新していく必要がありますね。
大変ですけど。
Posted by ブクログ
我々に知識と教育の大切さ、リテラシーとは何かを問う本。
科学は政治と無関係では無いことを我々はもっと理解すべきなのだろう。
では「金」を創ることが可能になった現代で我々は錬金術を笑えるのだろうか。
考えさせられる本である。
Posted by ブクログ
科学の線引きがどうされてきたかを、疑似科学に焦点を当てて説明されていた。ポパーの反証可能性を科学的かそうでないかの基準として考えていたので、そこが覆されたのがよかった。