あらすじ
「飼い主・アキの邪魔になりたくない――」
自らを追い込み、自らの存在を引け目に感じて
とうとう失踪してしまった化けネコのミル。
彼女の思いの重さにようやく気がつき
必死でミルを捜し回るアキ。
その果てにはいったい何が待つのか…!?
飼い主を想うペットの心。
ペットを想う飼い主の心。
その温もりが隅々まであふれる
感涙の最終巻です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シンプルで安心できる作画の良作もいよいよ最終巻。
らしいところに落ち着きましたがもうちょっと重い幕の降ろし方が好みだったかも。
何にしても全巻通して楽しませてもらいましたので作家さんの他の作品にも期待させていただきたいと思います。
Posted by ブクログ
永遠に一緒に居続けられないからこその選択。異形の家族と一緒に歩んだ物語最終巻。
別れる時がくるまで。共に過ごせないと思ったからこそ自ら別れを切り出したミル。いずれくることならばいっそ自分からっていうのは誰しもが思うことですが、それは相手と話しきってから決めたことがどうかが大事です。今回アキの選択はどこか夢見がちな選択だったかもしれないが、それでも自分を含めたたくさんの人の笑顔を生み出す結果となっていたのが良かった。中越を傷つけることになってしまいましたが、その分ミルとの別れがくるときまで、後悔のない付き合いができればせめてもの償いができるんじゃないでしょうか。別れがきても笑ってそれが迎えられるよう過ごす。そんなことが自分と関わっている人とできればなと思いました。
どちらかというと上記のぶんは多少深読みも入っていますが、表面的な部分でも作品内でキャラクター達がしょんぼりしてないで笑っているだけでも見てきたかいがあったもんです。サッカーものもいいですけど、今度は女将さんタイプの大家さんがいる下宿モノみたいなノリで一本描いてみて欲しいな。ほっこりあったかい作品でした面白かった。