【感想・ネタバレ】どうらく息子 17のレビュー

あらすじ

『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描いた人気漫画家・尾瀬あきらによる意欲作も円熟の第17集です。
今回は二ツ目に昇進した主人公・銅ら治が、奮闘する日々の出来事を中心に女性落語家・ありすの切ない恋物語。また銅ら治が私淑する夢六師匠を襲う思わぬ困難を描いた話などが収録されます。
本巻では落語演目「粗忽の釘」のほか、「明烏」「猫の皿」など有名な噺が漫画で登場。落語ファンはもちろん、落語を聞いた事がない人にも落語の楽しさが伝わる一冊です。落語監修をつとめるのは今や人気落語家のひとり柳家三三師匠。単行本化に際しての描き足し部分もあり、雑誌で読んでいる方にも、新しい発見のある一冊です。

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