【感想・ネタバレ】アイドルのフィルターのレビュー

あらすじ

川島如恵留30歳、トップアイドルの
脳内そして思考回路がすべて綴られる

国内外のステージできらびやかなパフォーマンスや歌声を披露している川島如恵留氏。
クイズ好きでもあり、宅地建物取引士をはじめとした資格習得マニアでも知られ、いつ睡眠をとっているのかわからないほど。
そんな彼が文筆家として初の著書、それも全編書き下ろしのエッセイ集を、30歳になる誕生日に出版します。
日常生活で巻き起こる不可思議な出来事や新たな気づきを“アイドル”というフィルターを通して細かく書き留めました。
さらに、自身にとって挑戦と成長のきっかけともなり、グループの“大きな財産”としてファンの間でも伝説となっている2022年LA留学中のエピソードも初めて記されました。

《コンテンツ》
■「アイドルのフィルター」―――「アイドルになりたい」。数十年前まで存在しなかったその職業に憧れを抱く人は昨今少なく無いだろう。
■「ヲタク友達」―――最近気付いちまった事がある。「おれは友達が欲しい!」みたいなんだ。
■「批判はサプリ」―――炎上、デマ、誹謗中傷に罵詈雑言。ひと昔前まではなじみのなかったマイナスのイメージの言葉の数々が、昨今急激に著名人に寄せられるようになり

【川島如恵留からのコメント】
長年抱き続けてきた「本を書きたい」という想いと夢が遂に叶うこととなりました。
しかも三十歳の誕生日という人生の節目に!です。
アイドルとして十七歳のピチピチの私、芸歴二十二年のちょいベテランの私、三十歳になりかけのまだまだ青二歳の私、
そんな私の赤裸々なひとりごとをお楽しみいただける事を心より願っております。

【46テーマ+7コラム/全て書下ろし】+【執筆中特別ヴィジュアル付き】

撮影/井出眞諭

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Posted by ブクログ

Travis Japan 川島如恵留さんの初のエッセイ本。
ご自身30歳の誕生日に本を出すという夢が叶った、念願の初出版本。

エッセイ本なので、サクッと読めてしまうのかと思いきや、とっても読み応えのある一冊でした。

まず、横書きなのが新鮮で驚きでした。文字数多いけど読みやすい。
序文(前書き)とあとがきを除くと、46タイトルと、コラムが8エディションで綴られています。
最初から順番に読んでももちろん良いですが、小説ではないので、興味あるタイトルから読んでも楽しめます。

如恵留さんの表現方法が少し変わってるっていうのか、普段考えないような、いろんな角度、想いが複雑に綴られている印象。共感できる部分も多くあるし、自分の能力ではちょっと意味が理解できない部分もあります。
ですが、川島如恵留さんという人は、本当にたくさんの事、たくさんの人の事を見て、考え、行動して、そして、たくさんもがいて、葛藤して、辛い経験も悔しい経験もしたからこそ、喜びや感謝の念が大きくなったのでしょうね。
ほんとに凄い人だ。

日常の思った事や感じた事、ご自身の事、幅広い視野でいろいろ綴られていますが、特に自分的に興味があったのは、アメリカ留学中での様子。

America edition として、①~⑥まであるのですが、これが本当に過酷。聞いたことのあるエピソードはありますが、もっと具体的な内容にも触れていて、特に⑥は思わず泣きました。
今だから話せる。そう思える事が出来て、心から良かったと思いました。
きっと、メンバー7人、ここに書かれている数倍も辛かったに違いないのです。

映画にしたら、感動し過ぎて、目が腫れる事間違いない。

とにかく、念願だった本の出版、本当におめでとうございます!!

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2024年12月01日

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