感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かったです。
カストラートが活躍する18世紀パリに煌々と輝く電飾と、張り巡らされた電話網…好きな世界でした。サイバーパンク、というジャンルなのか。。
カストラートたちが電話をハッキングするハッカーというのが良いです。
〈大天使〉と〈鳥〉…予想していた人物と逆でした。やられた。
なんという心地よさだ…と満たされるのが、音楽、というのが素敵でした。全盛期のカストラートの歌声、聴いてみたかったです。
オルランドとレスリー卿の黄昏はちょっと切なかったです。
(電飾で)きらびやかなオペラを鑑賞したような作品でした。
Posted by ブクログ
読み手と作品と劇中劇との間を行ったり来たりしながら、幻想的な怪しい世界へと引きずりこまれて行く。
書き方は薀蓄が多いがすんなり入ってくるものである。ただアカデミックな部分の書き方が口上を読み上げるようで、物語の転換も詩人のような書き方に感じた。
カストラート、とても興味惹かれる世界をここまで舞台にした作品は素晴らしい。
Posted by ブクログ
もろもろ入り乱れた世界観がなかなか飲み下せず、前半はかなり苦戦。
飲み下せないなりにもっていかれた、後半のオペラはさすが。
毒々しさと清廉と。
まさに見世物。稀代の見世物。