【感想・ネタバレ】恋する天女と四人の花婿のレビュー

あらすじ

神と人間との恋模様短編集!!

逆ナンされ、野山で押し倒され、生贄にされ、初夜はすっぽかされ…!?
政略結婚に押しかけ婚…花婿もラクじゃない!?

母親の熱心な婚活のせいで、秋鳳は天帝たる玉皇大帝の夫に選ばれてしまった。天帝の座につく以前、蝶霞は楽器が不得手な、勝ち気で美しい少女だった。かつて秋鳳は蝶霞に琴を教えたことがあったが、その後は距離をおいていたのだ…
政略結婚に振り回される花神、お嬢様に逆ナンされる獄卒、女神を診察する美形医師、美食と引き替えに特訓を授ける舞師などなど、人間・仙人・天女に神人入り乱れての恋模様四編!!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

4つの短編集です。タイトルには天女とありますけど、天女は4人のうち2人であとは人間でした。

一番好きなのは、最初の「青き蝶と天上の旋律」かなぁ。前作「織姫と地獄の帝王」に出て来ていた、玉皇大帝のお話でしたけど、お互いに他にも相手がいると思い込んですれ違って、最終的には理解し合ってハッピーエンドって王道の話ですが、蝶霞が勘違いで秋鳳の父の形見の花を燃やしてしまったあと、一人花の種を取りに行く姿がなんか切なくなりました。

次の「赤き狼と星明かりの願い事」も前作「織姫と地獄の帝王」に出て来ていた、奈落大帝に仕える将軍雄牙のお話でしたが、奈落大帝は出てこなかったのはちょっと残念でした。

1話ずつ、もうちょっと続きが読みたいなぁって終わり方だったので、2話にして2冊に分けてもらったらよかったなってちょっと思いました。

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2013年01月03日

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