あらすじ
宇都機理世は今日も怪談の謎を解く。”ホンモノ”と出会うために――!
高校一年生、水井境太郎は友人の高野聖から元恋人である加賀見清花に呪い殺されると相談を受けた。その実態を調べるために加賀見清花が所属するオカルト研究部に行くと、部長の宇都機理世と出会う。
理世は”呪われている”と噂される謎多き少女だった。
理由付けができないもの、反証できないものこそがホンモノの怪異!と主張する理世とともに、境太郎は掲示板に寄せられた怪談がホンモノかどうか調査することになるが――。
●目次
プロローグ 3
第一話 天狗 隠しの怪―Invisible Ladder 21
閑話休題 112
第二話 羅切丸の怪―Ripper RIP 125
閑話休題 175
第三話 両喜亭の怪―THE CURIOSITY HOUSE OF RYOKITEI 183
エピローグ 270
●著者
久青 玩具堂(ひさお がんぐどう)
千葉県出身、在住。2010年、玩具堂名義の「なるたま~あるいは学園パズル」で第15回スニーカー大賞〈大賞〉を受賞。受賞作を改題したデビュー作『子ひつじは迷わない』(KADOKAWA)は、青春ミステリシリーズとして人気を博す。他の著作に『漂流王国』『探偵くんと鋭い山田さん』(いずれもKADOKAWA)『まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノート』(東京創元社)がある。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
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大変良いものを読ませてもらいました
まず『オカルト研究会』の存在が良すぎる。
高校時代にオカルト研究をするこんな場所があったら絶対入部してたのにな〜とか遥か遠い過去に思いを馳せたりしてしまう。
まず部長の宇都機理世先輩が良い。
主人公水井境太郎がどんどん傾倒していく感じも尊い。
加賀見清花という友だち高野の元彼女が高野を呪うためにオカ研に入部したそうで、その呪いの実態を調べるために体験入部したのにどんどん宇都機先輩の怪しい魅力に取り込まれていく感じとかこっちの心もキュッとしますね。
怪異の考察をなぜするのか、とかきちんと理由があるのも本気度高くて、もっと宇都機理世には怪異を探し続けてほしい。加賀見清花にも高野をうまく呪ってほしい。水井境太郎には怪異を楽しんでほしい。なんならワタシが楽しみたい。続きが出たらいいなーと思います。とにかくそれくらい良かったな!!ありがとうございます!!