あらすじ
時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは? 巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作。
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Posted by ブクログ
私では理解できないところが多かったので、YouTubeやWebサイトで不明点を補完しつつ理解を進めました
他者からの解説を見て、継ぎ接ぎですが、理解を進めた上で、思ったことを書き留めたいと思います
このお話は作者であるカート・ヴォネガットについて知る必要があると感じました
作者の伝えたかった事は、要約すると
「地球人の行動は全て決められており、トラルファマドール人の大したことのない出来事のために利用されていた
だが、自分自身の身近で起こった出来事や身近な人の存在は、自分の人生において大切であり、大きな意味があるという事」
ではないかと想像されます
マラカイの人間関係から考慮すると、そんな気がします
私の感想のここだけを見ると「なぁーんだ、大したことじゃないんだ」と感じる方も多いと思います
しかしこの作品を理解するためには、上記の通りカート・ヴォネガットについて知る必要があると思います
この方と私たちの大きな違いは生きてきた時代にあると思います
現代を生きる私たちだからこそ、身近な物ほど有り難みが薄く、当たり前の事のように思ってしまっているのであって、カート・ヴォネガットの時代に身近な存在というのはとても貴重な物だったのではないでしょうか
「国のため」
このような大きくて、身近に感じるにはなかなか難しい存在のために生きねばいけない時代だったのではないでしょうか
「何のために生きているのか」
このようなことを考えた結果、生み出された作品ではないかと想像します
第二次世界大戦を経験し、数々の悲惨な経験があったからこそ、身近な存在への大切さに気づけた人の作品だと、私は感じております
私なりの感想なので「正解」ではなく、誤読もあると思いますが、私自身が感じた事を書き留めました
より深い理解のために、同作者の「スローターハウス5」やドレスデン爆撃についての歴史書を読んでこの方が体験してきた悲惨な歴史の出来事を知った上でもう一度読みたいと思った本でした
Posted by ブクログ
この世の原理はカルヴァンの予定説的摂動()であり、然もその予定は神ならざる力に拠りもたらされる!みたいな。
予定説のヨの字も出てこないんですけど、これは予定説です。
唯一、作中のハーメルンの笛吹き男的登場人物のモデルがF・ルーズヴェルトてのが気に入らなかったけど、面白かった!
Posted by ブクログ
ただ超絶ラッキーなクソゲス野郎が散々な目にあいながら星々に飛ばされて最後の最後で本物の愛情を感じて死んでいく話。一面的にはこんな感じだが、もっと多面的に考えさせられる。生まれながらのアドバンテージをなくすためにわざわざ自らにマイナスを課して皆平等を実現するような宗教が果たして本当に良いものか?とか。水星に残ったボアズが印象的だった。彼からしたら地球に帰ったって何も良いことないしね。だったらハーモニア達と死ぬまで一緒に居た方が幸せを感じられる気がする。火星から戦争仕掛けられて地球人が人種やら何やらを超えて一致団結させるためにすべて仕込んだラムファード、エグいよなぁ。
Posted by ブクログ
なんかあちこち場面が飛ぶので楽しいが、これだけ長い割に、あったことはそんなになかったように感じた。かといって無駄にダラダラ書かれてるわけじゃないし不思議な感じ。