あらすじ
高校の世界史教科書を、一般読者のために書き改めた通史。世界の歴史を明瞭・簡潔に叙述し、その全体像を示す。多数のコラムを設け、現代世界の理解に役立つテーマを解説する。日々変化する世界をとらえ、ニュースの背景がわかる社会人のための教科書。
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Posted by ブクログ
自分が地理は得意だが、世界史は不得意なので言うわけではないが、
世界史は、地理がわかっていないと、組み立てがうまくいかないと思う。
高校時代は、山川の教科書だけでなく、教師が補助教材をいろいろ勧めていた。
西洋史は、世界史とはいいがたいと思っている。
インカ文明や、アフリカの文明、インドの文明など、もっと詳しく歴史を追った説明があるとうれしい。
各地域の歴史と、地域ごとの関連、その結果としての全地域に共通の歴史という組み立てを、もう少し、明確にしてもらえると嬉しい。
学校で授業ではやらなかった第二次世界大戦以降についても、西洋史ではない視点での整理があるとうれしい。
勝者の歴史ではなく、失敗の歴史を教えないと、現代に役立たないのではないだろうか。
勝者の歴史をなくす必要はないが、失敗が4分の3以上にすると、教訓になるような気がしています。
Posted by ブクログ
事実の列挙が端的につづられており
世界史の内容を振り返るには丁度良い
重要なできごとが要領よくまとめられている
事実の列挙なので(近代までは特に)、
ほんとうにはじめて世界史を...と言う人には退屈かも
どうして、なぜそういった出来事がおこったかについては
あまり言及されていない
冷静になって考えてみると初めて歴史を学ぶ高校生が、
これと似たような物を読むのである。
はじめて世界史をと言う人にこの本が薦められないというのは
おかしな話だと思う。
端的な事実の列挙にとどめ、
高校の先生が授業で活躍する場を残しているのだろうか