【感想・ネタバレ】ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 2のレビュー

西義之

「三年早えェ」魔法律の総本山・魔法律協会から昇級試験の通知を受けたロージーに、ムヒョはそう言い放つ。ムヒョに認めてもらおうと、ロージーが取った行動とは!? そして、謎の人物エンチューとムヒョの因縁の過去とは!?

[ブクログ · ★★★★★]

　悪い霊はとことん罰し、大切な人を想う霊には赦しを。

　ロージーの心の成長、エンチューの心のうねり……1人1人の心情にスポットが当たり始め、お話が動き出しました。

　個人的に、子どもの耳を塞いでいるので、ママは声を聞いてしまい苦しんでいる場面が印象的でした……っ。
　私も、甥っ子とあの状況に放り込まれたら、「とにかく耳をふさがなきゃ！」って思うだろうなぁ。前のページの人みたいに、苦しみながら死ぬのはイヤだけど、そうするしかないだろうなぁと。重要なコマではないけれど、ふと立ち止まった場面でした。

　ムヒョロジは、細かい部分にも「思いやり」が描かれていて、2巻も涙、涙……。