【感想・ネタバレ】さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~のレビュー

あらすじ

あの店はいつも客がいないのになぜ潰れないのだろうか?――この本では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。細かい財務諸表は出てきませんし、専門用語もそれほど多くありませんので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方でも、きっと会計に対する見方が変わるはず。

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Posted by ブクログ

これから会計の勉強を本格的に始めようと思って、いきなりアカデミックに入るのではなく、ちょっとハードル下げて「そもそも会計ってなんだったっけ?」というところから固めていこうと。

そもそもの表題であるさおだけ屋はなぜ潰れないのか、という疑問の答えがまず面白い。その他にも、よくよく周りを見渡せばいろんな企業のトリックが見え隠れしているかもしれないと興味が湧く。

「会計とは、目に見えないものを数値化して見えるようにし、物事を少しでも的確に把握できるようにする学問」である。
目に見えないものを見ようとする、物事を多角的に捉えようとするからこそ、見えてくる世界がある。

同じ行動でも、見方を変えればそれは正しくもあり、間違ってもいるかもしれない。

普段何気なく生活していても、どこかの誰かの生活に繋がっているかもしれない。
そんな未知を追求できる会計に、やはりロマンを感じるのであった。

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2025年11月25日

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さおだけ屋は、なぜ潰れないのか?と疑問に思う職業について説明してくれる書籍というよりも、きちんと頭を使って数字を確認して日々を過ごすべし、という生活に関しての知恵を説明した書籍でした。

複数買えば10%引きや、抽選で何名様にポイント10倍など、割引を前面に出してある広告を見ると、ソワソワして興味を惹かれ買いたくなる人には、ぜひ本書を読んでみて、本当にそれはお得なのか?と考える時間を持って欲しいです。

そんな機会をくれる本です。おすすめします

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

面白すぎる。なぜ今までこれを読んでいなかったのか。かなりアイデアが湧き出てくる。良本。

利益を出すためには
1 売上を増やす
2 費用を減らす
の2つしかない

連結経営

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2025年09月05日

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20年ほど前のベストセラー。
情報は古いですが、会計の話は今からでも活かすことができそうです。

タイトル回収は最初の章で終わりです。
しかしそれ以外の章も面白かったです。
完売したのに怒られた話は目から鱗でした。

文体は難しくなく、本当に初心者でも読みやすいかと思います。
読者に寄り添っていることがよく分かります。

今から家計管理や副業に挑戦したいと考えている方にもおすすめできる一冊。
数字と仲良くなれそうな気がしてきます。

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2024年09月12日

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もう15年以上前ですか、この本が話題になったのは。その当時に購入したのですがほとんど読まずにクローゼットの中に。先日クローゼットの片付け中に発見したのでやっと読み始めました。

内容は会計について例え話をしながらわかりやすく説明しています。タイトルのさおだけ屋もそんな例え話のひとつです。会計なので会社勤めや自営業の方向けのイメージがあるかもしれませんが書いてある内容は家計にも参考になることが多く、むしろ家計を握っている主婦の方が読まれるのが良いかと思いました。

私も本書を購入してかなり経ちましたが、考えてみれば購入した時よりも今のほうが仕事で売上金額などに接することが多いので良いタイミングだったかと思いました。積んでいる本は読むべき時期を察して表れてくるのかもしれませんね。

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2023年11月26日

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会計の知識はもちろん、家計の節約のために役立つ内容もあり、とてもためになる本でした。数字のセンスがある人になっていきたいです。

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2023年07月11日

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田舎にある地元の高級フレンチが潰れない理由…考えたこともなかった。
どんな商売にもからくりがあるんだということを初めて知った。

この本が刊行された当初から存在は知っていたが、今回初めて読んだ。
大人になった今だからか、より面白く興味を持って読み進めることができた。

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2023年01月12日

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高校から大学まで会計を学んできたが、今までとは違う新しい視点に気付かされた。堅苦しい会計の本でなく、日々の生活と結びつくように上手く紐解いてくれているのでとてもわかりやすい。これから会計を学び始める人におすすめの本!

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

数字から世の中のカラクリが見える本。
数学に騙されたくない人、一読の価値あり!

かつてこんなに会計がおもしろい、と思える本があっただろうか?
僕は、数学が苦手だ。
数字で物事を考えるのも得意ではない。
そんなだから、理数系の本には興味もなかった。

そんな時に、ふとこの本に出会った。
何故か潰れないさおだけや、郊外の高級レストランなどの事例を通しながら数字の「妙」を知る事ができる。
そして、数字のセンスを身につけておいた方がいかに良いか、楽しみながら学ぶことが出来た。

とにかく読みやすい、ひたすら興味がもてる。
僕のような数字と聞くだけで毛嫌いしてきた人にこそオススメしたい一冊です。

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2022年07月14日

Sai

購入済み

参考になった

簿記3級から勉強を始めようとしたがつまずいたのでこの本を読んでみたら、とてもためになりました。会計のそもそもみたいな内容がたどりやすいと思います。

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2020年12月13日

購入済み

値段のわりに良い内容でした

とても会計が身近に感じることができました。と、同時にわが家の無駄の多さにがく然としました。(^_^;)

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2020年06月28日

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ネタバレ

★商売
・原則は等価交換

・チャンスゲインしなければ商売ははじまらない
例)「ちょっとお腹がすいたなぁ」「夜道は寒いなぁ」というときに、駅前に屋台のラーメン屋がいれば、ふらふらと引き寄せられてしまう

・貸借対照表:資産や負債を見る→未来を見る
※会社1〜5年先、個人10〜30年先
・損益計算書:1年間の利益を見る→いまを見る

・根拠がたいしてなくても、とにかく数字を使って話をすれば主張を受け入れてもらいやすくなる

・分析の極意は、ある特定の数字を定期的におさえること

★家庭
・「損をしないために在庫を減らす」という考え方は家庭でも見習うべき

・期限を設けると、すんなり捨てられるようになる
・「必要なものを必要なときに必要な分だけ」がいちばんお得

★数字のセンスを身につけるには
「その数字が意味するものはなにか?」「どの数字がいまの自分にとって意味あるものなのか?」をひとつひとつ立ち止まって考える

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2025年05月22日

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前からタイトルだけ知っててバズった本というのは知ってたのですが、最近会計について興味を持ち始めて、以前セールで買っておいたのを読んでみました。
細かく章立てしていて、身近のあるあるな疑問(さおだけ屋、自然食品店、住宅街の高級料理店)について、会計の面からわかりやすく端折って解説されていて、ミステリー小説を読むように楽しく読むことができました。
スラスラ読めてしまったので、逆に会計知識はそんなに残っていないという面もあります笑
また、分量についてもこのノリだったらちょっと物足りなかったなという気もしました。

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2025年05月19日

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【動機】会計への理解の助けにしたくて

ずいぶん前に話題になった本。

すごくわかりやすかったし、「これを買うか買わないか」といった日常にあふれる「選択」の助けになる。

ほかの会計の本も読んでみようと思わせてくれてありがたい。

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2025年01月21日

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身近な出来事の疑問から、会計の重要なエッセンスを学び取れる良い書籍です。

「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方のために…と謳っている通り、身近な事例から、会計の重要な考え方を学ぶことができます。話が面白いのももちろんのこと、エピソード自体と専門知識の解説のバランスが非常によい塩梅でまとめられていて、すんなりと頭に入ってきます。

特に、山田先生のユニークさが際立つ所で、印象に残っている部分がありまして…

"ベッドタウンにある高級フランス料理店のお店は、まるで銀座にある100円ショップのように、商売の原則を明らかに無視した商売をしているといえる。それなのにそういったお店が何年もつづいているとなると、かなりの違和感があるのだ。

あまりにも不思議だから行ってみた"

※エピソード2「ベッドタウンに高級フランス料理店の謎」より

なんと実際お店まで行って謎を解明しているのです。「そこまでするか!」と思わずクスッとしてしまいました。笑

家族や友達に紹介したいと思いました!

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2025年02月15日

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開始: 2024/7/9
終了: 2024/7/17

感想
会計とは。あらゆるものを数字に置き換える工夫。その数字を見た時に何を考えるか。日常の中で数字に触れ続ける。数字はどこにでもある。

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2024年07月17日

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会計の知識が全くない人でも理解できるよう、色んな事例を挙げて会計のプロが解説している。非常に読みやすく、内容も理解しやすい。一部専門用語も出てくるが、高校生程度の知識が有れば読みこなせるレベルだ。但し、その道のプロからしたら少し物足りなく思うだろう。起業を志す人は是非読んでおくべきだろう。

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2024年06月25日

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ネタバレ

勉強になりました。
日常生活を送るうえでためになることがたくさん書かれていました。
私も普段節約志向なのに、たまにパッと散財してしまう癖があるので気をつけないと。

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2024年06月14日

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さらさらと読める本だった。
大昔、資格の一つでも欲しいと思い簿記に手を出したけれど、言葉が何を指すかさっぱりわからず、あぁ文系頭には向かない分野だと諦めたのを思い出した。今なら少し分かりそう。
日々の数字を会計の視点で見るところから始めよう。

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2024年01月30日

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会計・経営的な考え方の基本に加え、なんとなく掴みづらい「数字のセンス」を端的に示してくれる本。ベストセラーの理由がわかる。
序盤に「本書を読んでから、家のどこかに眠っている会計の本を再び開いてみてください」とあるが、読後はまさにそういう気持ちになった。

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2024年01月15日

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タイトルからなぜだろう?と感じさせるものでしたが、読んで納得のものです。
そこを切り口に経営の基本が分かりやすくまとめられていました。

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2023年10月27日

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会計学について身近な事例で例えられており、非常にわかりやすいかつ面白かった。

会計士ほどじゃないけど、簿記とかは勉強することで財務状況しっかり見たり諸々できることが増えるんだろうなぁ。
簿記2級を楽しく取れる何かがあればいいのに。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

納得!
会計のことが分かりやすく頭に入ってきました。
今、簿記のことを勉強しているけど全然わからないんですよね。
この筆者さんも文学部出身なんですね。
それで、こんなに会計のことをわかりやすく語れるなんて!
尊敬します。

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2023年06月12日

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数字のマジックに気づける本だった。「〇〇人にひとり無料」は実は×%値引きと一緒…というところなどは、こんなにも印象が違うのかとビビった。事例の話がどれも面白い。さすが有名書という感じ。

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2023年01月04日

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山田真哉(1976年~)氏は、阪大文学部卒、受験予備校勤務を経て、公認会計士。2002年に『女子大生会計士の事件簿』で小説家としてデビューし、その後、会計関係の一般書を多数執筆。
本書は、2005年に出版され、160万部を超えるミリオンセラーとなっている。
私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。(本書は、あまりにもキャッチ―なタイトルに、出版当時は敬遠してしまったのだ)
本書は、「どうして会計は難しいのか?」、「どうして会計の入門書はわかりにくいのか?」という著者の問題意識をもとに、日常の気になる疑問から話をはじめる、というコンセプトで書かれた、会計の入門書である。
私は長年、会計・財務のスキルを必要とする仕事をしてきているので、本書を読んで、知識として新たなものが得られたということはなかった(それを期待していたわけでもない)のだが、著者のアプローチ、其々のエピソードのからくりは実に面白く、一気に読んでしまった。
目次・内容は以下である。
エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―利益の出し方―
エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎―連結経営―
エピソード3 在庫だらけの自然食品店―在庫と資金繰り―
エピソード4 完売したのに怒られた!―機会損失と決算書―
エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー―回転率―
エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?―キャッシュ・フロー―
エピソード7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい―数字のセンス―
著者も末尾に書いているのだが、会計・財務を専門としない人(会社の営業職の人や、仕事ではなく、個人としての金銭感覚を身に付けたい人)に最も求められることは、細かい数字の計算ができることではなく、日常で起こっている事象を会計的なセンス(=数字のセンス)で捉えることであり、そういう意味で、本書のアプローチは効果的で、非常に有用であるし、ベストセラーとなったのも頷ける。
3部作となった『食い逃げされてもバイトは雇うな』(2007年)、『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』(2008年)も既に入手しているのだが、読むのが楽しみである。
(2022年7月了)

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2022年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)2005/2/20

会計入門へのとっかかりとして良い
2013年4月13日記述

山田真哉さんによる会計の入門の入門としての本。

経理についていない人になぜ会計の知識が重要なのかを理解させるのに良いと思う。
いくつかの話し、さおだけ屋がなぜつぶれないのか?高級フランスレストランが田舎にあるのになぜ続くのか?
など身の回りにある不思議な現象を会計の知識を
解説しつつ解き明かしていく様は見事でした。

副業として経営している人が多いというのが謎の大半。

売上を増やすより節約が賢明。
節約は%ではなく絶対額で考える。
手形は支払い期限を引き伸ばすもの。

在庫の問題。資金繰りショート、黒字倒産の原因
回転率を高めることで利益を増やすことは薄利多売の商売で多く行われている・・

自分の知らないこと、あやふやな事を整理するのに良いと思う。
本書はあくまで軽い読み物として編集したと著者も語っているのである程度会計の知識がある人には不要だろう。

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2023年06月13日

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ゲーテは、複式簿記は最高の発明だと言ったらしい。会計は現実を分かりやすく伝えるための仕組み。分かりやすさを追求するために商業活動の発展とともに進化していく。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

前から気になってた本を、今更ながら読んだ。さおだけ屋は怖い人がお店をやっていて、ぼったくられるのかと思ってた。一応カラクリがあるのね。フランス料理屋の話と自然食品店の話も面白かった

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

はるか昔の積読消化。
会計学の本というよりは、会計学を絡めたエッセイという感じ。サラサラ読めたけど、会計学への理解が深まった感じはしなかった。会計学について知りたければ、あとがきで紹介されている本を読んだほうがよさそう。
なんであのお店は潰れないんだろうね?みたいな、ありがちな世間話に会計用語を絡めて説明してくれるので、書かれた内容真似して話せばちょっと会計学分かってる人のフリができそう。

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2024年08月22日

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有名な一冊なので今更読んでみた。会計が全くわからない方の入口としてしてはよさそう。社会人に入ったタイミングが最適か。

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2024年08月12日

Posted by ブクログ

会計の事が少しは理解できた。

会計のセンス、数字のセンスという考え方はとてもためになった。
「50人に1人が無料」という広告を見たら「2%オフ」だと瞬時に感じる事ができるのが数字のセンスがある人との事。
こうして表現や売り方を変えるだけでイメージも大きく変わるというのには納得。

その他にも昼間にワイン教室を開いている住宅地のフランス料理屋、移動中に竿を売ってるだけの竿だけ屋など、身近なテーマがわかりやすくて勉強になった。

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2022年07月13日

Posted by ブクログ

ビジネスを初めて学ぶ中高生向けの本

【感想】
 「会計」についてざっくり把握・学びたく手に取った。本書は「会計学」 というより、商売常識を伝える教科書のような印象を受けた。利益をあげるには、売上を上げて、費用を減らそう。回転率をあげよう。在庫はできる限り抱えないようにしよう。でも、機会損失は避けよう、等。私個人にとっては、新鮮味が無かった。説明は分かりやすくいい本だと思うが、ビジネスに本格的に触れる前の中高生向けの本だと思う。

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2022年06月11日

購入済み

疑問は解決した

会計に興味を持つきっかけにはなるかもしれません。書いてあること自体も納得できます。
ただ、正しいかどうかは、時代によって変化するものであるような気がしました。

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2020年09月03日

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