【感想・ネタバレ】患者に言えない医者のひとりごとのレビュー

あらすじ

本職は、街の開業医である著者が、「医療の今」について、本音で綴ったエッセイ集である。◎医療番組の嘘とホント、◎医療が大往生の邪魔をしているって本当?、◎極論がもてはやされる医者のベストセラー、◎風邪で医者に行くな、◎サプリは効きますか?、◎髪の毛の都市伝説……など、マスコミを賑わすことからハゲの問題まで、わかりやすくフレンドリーにそのホントの事を描く。興味津々の50項!

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Posted by ブクログ

米山公啓さんの「患者に言えない医者のひとりごと」、2012.6発行です。医者とメディア、健康のこと、医者の仕事、医者の不思議な世界 の4つの章立てです。1章と2章が役立ちました。①医者のベストセラーは極論がもてはやされ、タイトルも極端なものが多い。内容も単純化され、これだけをやればいいなどという暴論も見かける。人のからだ、人の活動には「バランス」が必要! ②今、最も確実な健康法はウォーキングで良いことずくめ。継続できる環境を作れるかどうかがポイント。③筋力は30歳がピーク。老化は筋力から。スクワットなどを

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2017年06月30日

Posted by ブクログ

著者は現役開業医。医師にとっては経営に直結するような内容も結構ある。決して患者には言いたくないはずなのだが、健全な医療の発展を願い敢えて直言している。「風邪薬は風邪には効かない。医者なら誰でも分かっている常識。」「大学の医学の研究は、ほとんどが研究のための研究であり、世の中を変える、医学を変えるという類のものでは全然ない。」「ぽっくり死ぬのは非常に難しい。故に死ぬのは癌に限る。脳梗塞や認知症では介護の期間が長すぎる。」などなど、よくぞ言ってくれたというものが延々と続く。蒙を啓かれ新たな地平が拡がった。

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2012年09月21日

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