【感想・ネタバレ】アメリカ史とレイシズムのレビュー

あらすじ

人種主義とは,時代・社会に呼応しながらたえず創り出されていく制度だ.アメリカ合衆国の歴史においては,黒人への差別が「人種」という分類概念を生み,その概念がさらなる抑圧を生み出してきた.奴隷制度から,人種隔離とゲトーの時代を経て現代に至るまで,レイシズムとの複雑な絡み合いから合衆国の歩みをとらえる.

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Posted by ブクログ

アメリカ史を人種の切り口で考察した良書。
「黒人」というのは、分類ではなくて、社会や制度が創出したものに過ぎないとの結論。
奴隷制度から始まり、公民権運動、オバマ大統領の誕生まで徐々に長い時間をかけてアメリカ社会に調和してきた黒人の辛い物語だった。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

『アメリカ史とレイシズム』中條献 著

白人、黒人などの「人種」は古来から存在するものではなく、制度から生み出されたもの。
民族とも、国民とも違う。科学的、遺伝的観点から見てもあまり有効ではない分類だという。

先住民のいる地を開拓して、奴隷制度が国の発展と大きく関わったアメリカ史と差別と偏見のレイシズムの問題がわかりやすく解説された一冊でした。

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2025年12月04日

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