アメリカ史とレイシズム

アメリカ史とレイシズム

小説・文芸
1,056円 (税込)

5pt

3.2

人種主義とは,時代・社会に呼応しながらたえず創り出されていく制度だ.アメリカ合衆国の歴史においては,黒人への差別が「人種」という分類概念を生み,その概念がさらなる抑圧を生み出してきた.奴隷制度から,人種隔離とゲトーの時代を経て現代に至るまで,レイシズムとの複雑な絡み合いから合衆国の歩みをとらえる.

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

アメリカ史とレイシズム のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アメリカ史を人種の切り口で考察した良書。
    「黒人」というのは、分類ではなくて、社会や制度が創出したものに過ぎないとの結論。
    奴隷制度から始まり、公民権運動、オバマ大統領の誕生まで徐々に長い時間をかけてアメリカ社会に調和してきた黒人の辛い物語だった。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    レイシズムを「時代や社会の要請に応じて創り出されていく制度」として捉え、奴隷制から現代に至るまでのアメリカの歴史の中でレイシズムがどのように形成されてきたかを紐解く一冊。
    抜群に読みやすいため、アメリカ史およびレイシズム研究の入門書としては最適。
    個人的には、音楽だけでなく映画や文学といったサブカルチャーにアフリカ系アメリカ人が与えた影響にも言及してもらいたかった。

    以下、メモ書き
    • 第一章:奴隷制度と「人種」
    アメリカ合衆国における奴隷制の現実および対立を説明し、黒人への差別がどのように「人種」という分類概念を生み出し、抑圧を正当化していったかの起源に迫る。
    • 第二章:ジム・クロウ制度の確立
    南北戦争後の再建期を経て、南部に定着した人種隔離制度(ジム・クロウ法)と、近代国家へと統合されるなかで創り出された新たなレイシズムを説明。
    • 第三章:大移動とゲトーの形成
    南部から都市部への黒人たちの「大移動(グレート・マイグレーション)」に焦点を当て、都市におけるゲトーの形成と、それに抗う黒人たちの思想や文化(ハーレム・ルネサンスなど)の変革運動を描く。
    • 第四章:現代アメリカ社会と「人種」
    一見すると「人種」が見えにくくなった現代において、貧困層を閉じ込める「ハイパー・ゲトー」や、特定の層が大量に投獄される「収監国家」の仕組みなど、形を変えて生き続ける制度的レイシズムの現在地を告発。

    結局、アメリカにおけるレイシズムは解決されたようで根本的には何も解決されておらず、むしろ表面上(制度上)は人種の差異が見えにくくなってしまったために、より人種問題は複雑化している。

    「人種ではなく人間性で人は判断されるべき」というメッセージに共感した。デュボイスの作品もちゃんと読んでみたい。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    「自由の国」と呼ばれるアメリカが、現在に至るまでに歩んできた血みどろの歴史を知ることができました。

    特に印象に残ったのは、人種差別の背景には人種の問題だけでなく、深刻な階級社会が密接に関わっているという点です。そして、その影響は過去のものになったわけではなく、現在のアメリカ社会にも根強く残り、むしろ格差という形でより深刻になっているように感じました。

    0
    2026年08月10日

    Posted by ブクログ

    アメリカの人種(特に黒人)まつわる制度を時系列で紹介。具体のことを何も知らなかったので勉強になった。制度がどのように変遷してきたかは網羅的にわかったが、もう少し社会学的な考察が欲しい気もした。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    「人種」という概念は自然発生したものではなく、1619年に北米のイギリス領植民地にアフリカから陸揚げされた奴隷を発端に創り出された概念であること。

    南北戦争を契機に「白人/黒人」が完全に自立した人種分類として社会に定着したこと。

    これらを発端にアメリカで差別を受け続けてきた黒人の歴史を紐解いており、姿・形は変えども延々と黒人差別に繋がる制度が作られ、彼等が苦しめられてきたことが良く分かった。

    興味深かった点としては、黒人に対する偏見と差別のうえに成立したエンタメであるミンストレル・ショーという大衆芸能の誕生である。
    このショーでは、白人の役者があえて顔を黒く塗り、奴隷を模して滑稽な歌を歌いつつ踊るというものである。いくらエンタメと言え、白人側の視点に立つと差別している黒人の真似をすることに対する抵抗感はなかったのか?と感じた。

    0
    2026年01月14日

    Posted by ブクログ

    『アメリカ史とレイシズム』中條献 著

    白人、黒人などの「人種」は古来から存在するものではなく、制度から生み出されたもの。
    民族とも、国民とも違う。科学的、遺伝的観点から見てもあまり有効ではない分類だという。

    先住民のいる地を開拓して、奴隷制度が国の発展と大きく関わったアメリカ史と差別と偏見のレイシズムの問題がわかりやすく解説された一冊でした。

    0
    2025年12月04日

アメリカ史とレイシズム の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波新書 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

同じジャンルの本を探す