【感想・ネタバレ】咎人の星のレビュー

あらすじ

1990年の春、寂れた地方都市の片隅で鬱屈した日々を送る少女、永田香名子。そんな彼女が出会ったのは、ハヤタと名乗る犬耳の家政夫だった。奇妙な同居生活のなかで二人は否応なく魅かれあっていくが、彼と右手に融合している〈銃〉の罪を贖う〈情緒回復計画〉が達成された時、ハヤタは残酷な刑へ処せられる運命にあった――。異星の罪人とともに、1990年から2012年までの荒涼たる世界を生きた、ひとりの女性の物語。

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Posted by ブクログ

エロ漫画の原作らしく過激な性描写が、SFガジェットを駆使して、これでもかとばかりに展開されるが、それよりも、並行して挿入される、主人公の昭和の記憶から、90年代以降にかけての、時代の空気の変遷、そして、その主流からこぼれ落ちてしまった、主人公の空虚な日常感覚、眈々としたモノローグが、不思議なコントラストをなしている。ポップだけど内向的。とても面白かった。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

正直かなり手こずりました。SFとしてはありな形ですが、キャラクターがアニメ的である反面、文章は結構難解です。物語として終わった後の最終章の位置づけが今ひとつわかりませんでした。後日談にしてもやや蛇足的です。
あと、全編にわたってエロすぎます。登場人物たちのセックスが延々と描写されるので、正直少し辟易しました。物語的に必須な部分もあるとは言え、ここまで執拗にセックスを描写する必要があったのか非常に疑問です。

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2013年02月08日

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