あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
◆親の介護と無理なく向き合うために、知っておいてほしいこと◆
「いつまでも親は元気」とつい思い込んでしまいますが、介護が必要な状況はゆっくりと、時には突然、訪れます。焦らず、少しでも早く介護のプロの手を借りるための手続きやお金のことなど、ケアする家族が知っておきたい情報をコンパクトなサイズにまとめました。介護保険制度のきほん的な知識である、サービスの紹介や利用料金ばかりでなく、家族関係を壊さないための介護との向き合い方、ケアする家族の生活を守るための情報も盛り込みました。認知症のことや、離れて暮らす親の日常生活を支援する「介護保険外のサービスや制度」についても紹介します。育児と介護のダブルケアや親族とのかかわり、親の免許返納に関するアドバイスなど、ケース別で“よくある家族の悩み”にもお答えします。
■こんな方におすすめ
・「まだ元気だと思っていた親が急に倒れた」「老親が日常生活を送るのが困難になった」という状況に陥った家族(50代を中心とする子の世帯)
・パートナーを亡くしてふさぎ込んでいる老親を支えたい家族(要支援認定を目指している人)
・前者のような環境に陥っているが情報にアクセスできない人をサポートしたい人
■目次
Part1 親の介護と無理なく向き合うために 介護が始まる前に知っておいてほしいこと
Part2 介護サービス利用の第一歩 介護保険の基本と仕組み
Part3 要介護認定からサービス契約まで 介護保険を利用するための手続き
Part4 住み慣れた自宅で暮らすために 在宅介護で利用できる介護保険サービス
Part5 安全な環境で介護を受けながら暮らす 介護保険施設と高齢者向けの住まい
Part6 親と自分の生活を守るために知っておきたい 介護にまつわるお金と制度
Part7 ケース別で介護の問題を解決する 介護にまつわるよくある悩み
■著者プロフィール
川内 潤(かわうちじゅん):1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。厚労省「令和2年度仕事と介護の両立支援カリキュラム事業」委員、育児・介護休業法改正では国会に参考人として出席。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
介護について知りたくて読書。
おかげさまで両親ともに健康で介護する機会はまだない。
しかし、周りの知人たちからは、介護の話などを耳にする機会は増えている。
備えておくための良い情報源となる。
地域包括支援センター
ケアマネジャー
を重要ワードとして学ぶ。
どんな形の支援やケアが良いかは、本人と家族の問題だけど、自分たちだけで抱え込まずに頼れる人たちに遠慮せずに頼ることが重要。
日本はしっかりとした制度が整備されていることがよくわかる。
現状、参考になるのはPart6と7。
7は心構え、マインドに関わる内容。
介護と育児が重なったら育児を優先させるなど著者の経験に基づく現実的な助言は心強い。
必要になったら該当箇所を読むような活用の仕方も良いと思う。
人間、現実的な場面に直面しないと自分事には考えないので行動しない。
本書をトリガーにして行動できるようにしたい。
本書内容とは関係ないが、紙質が良いのか、非常にめくりやすい。
読書時間:約45分