【感想・ネタバレ】元職員による徹底検証 相模原障害者殺傷事件――裁判の記録・被告との対話・関係者の証言のレビュー

あらすじ

元やまゆり園職員の社会思想家が事件を読み解く。

私たちの中にも、「植松」がいる。

2016年7月、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が犠牲となった事件から間もなく5年。同園の元職員で、社会思想史の研究者である著者が裁判傍聴記録、被告との接見記録、関係者の証言など膨大な資料から事件を検証し、我々自身の内にも常に存在する「根源悪」を直視する渾身の一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

検証の方法が、2つある。その2つが急に出てくる印象で、ちょっと読みにくい。裁判の記録や被告の知人等の証言など、事実をまとめたものを前半にして、後半は「法の外」のことや「陳腐な悪」の考察でまとめた方がいいのではないかな。
筆者の頭の中が整理されないまま、その時思いついた流れのままに本になっている。「分かってもらおう」という風にして書いたのではないだろう。

アーレントに興味を持ったきっかけになった。

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2021年12月06日

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