あらすじ
花嫁の座は断固拒否!王女の秘密とは…?!
「絶対に私を妃には選ばないと約束して!」大陸最大のヴォルムス帝国の皇太子妃選考会。ある事情で妃になれない小国の公女レアティーナは、順調に妃候補から落選した……はずが、なぜか最終候補の一人に選ばれてしまう! 全力で負ける決意を固めたレアだったが、ひょんな事から皇太子カリアスと秘密の契約を結んで――? 妃になりたくない妃候補に待ち受ける、華麗なる女の闘いと初恋の行方は!? トキメキのラブコメディ!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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面白かった!
女のドロドロした戦いをこんなに明るく痛快に描かれ、嫌な気持ちになる事なく読み終えました。
メチャクチャ面白かったです。
ヒロインのレアは聡明で可愛らしいですがシスコンの兄達のおかげ?せいで恋愛に関してはまるっきり無知で、そんなレアがカリアスに無意識に惹かれていく過程は可愛くて微笑ましくて。
カリアスがレアに惹かれるのも納得です。
ベールの件が兄達の策略なのはなんとなく想像出来ましたよ、やっぱりかー!ってね。
物語も女の戦いから王位継承権争いへと山場もあり最後まで楽しく読めました。
カリアスも皇太子らしく聡明で剣の腕も一流、もちろん見た目もキラキラですが、レアといる時のカリアスは等身大の男性でもあり格好良かったです。
シスコン兄達登場で続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
大国の皇太子の花嫁を選ぶために集められた姫君たち。
そんな中、巫女になる予定だったために落選したいと願うレアティーナは、折角はずれたのに王妃の気紛れで補欠入選。
皇太子のカリアスは王妃に課せられたレポート提出のためにレアティーナに協力を求め、またレアティーナは皇太子妃には選ばれたくないということからカリアスに協力。
カリアスが皇太子妃に選ばないと最初に約束していたのに、だんだんレアティーナに惹かれて、レアティーナを選びたいけど選べないって悩んでるところはなんかいい感じでした。
レアティーナが選ばれたくない一心でとった行動がすべて裏目に出て、なんか目立って他の姫たちの反感を買ってるところとか、怪しいと思った3人の姫たちが意外といい人だったところとか、なかなかない設定が楽しかったです。
願わくば、レアティーナの兄たちにカリアスがやり込められるところとかまで書いて欲しかったかなぁ。そこがちょっと残念でした。