あらすじ
キャサリンはフランスに情報を流す裏切り者を暴く計画に、おとりとして協力することになった。今まで数々の不幸に見舞われてきたのだもの、どんな恐ろしいことにも危険にも驚きはしない。しかし、行動をともにする男性が到着すると、キャサリンは目を見張った。ダニエル・ロス少佐!親友をもてあそび、死に追いやった張本人だ。ずっと恨んできた人の、妻の役を演じることになるなんて。だが彼の視線は、思いがけず優しくまっすぐだった。■1815年、ナポレオンが幽閉先から逃亡し、混迷を極める時代。それまでずっとバースの田舎でひっそりと暮らしてきたヒロインが大活躍を見せます。アシュリーのすぐれた筆致をお楽しみください。
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敵地からのハラハラ逃亡劇
3.5かな〜。
惹かれ合っている二人が国の密命を受け、逃亡劇の役目を全うするため、お互いに自分の素直な恋愛感情を制しているのがじれったくもあり、またそれが古風で慎ましく微笑ましい。
逃亡中に起こる事件や、裏切り者を追跡するサスペンスには引き込まれます。
個人的には、ちょっとヒロインのヒーローに対する毒舌の回数が多すぎた感があります。もうちょっと適度に引いて可愛く愛を囁く方が良かったかも。でも命をかけてヒーローを救ったから本当の愛は表現されてるのだね。最後は大円団。